タイに行ったときに乗せてもらった車には、
スゲーびっくりさせられました。
エンジンスタートとほぼ同時に
冷たい空気がブワー!と勢いよく、
噴き出してきたんですよ。
エアコンの冷房って、ちょっとタイムラグがあってから、
冷たい風が出てくるはずですよね??
目次
エアコンフィルターの汚れを洗い流してみよう
エアコンが効かない場合、
まず最初に探るべきなのは、
カーエアコンのフィルター汚れ。
フィルターの場所は、空気の出口じゃなくて、
助手席のグローブボックスの奥にあるのば一般的。
グローブボックスとはちなみに、
助手席の前のダッシュボードにある
収納ボックスの事です。
このボックスをガコ!っと、
取り外すことができます。
ただ車種によっては、
フィルターの位置が違うケース
も考えられます。
特に外車の場合には、
車種によってけっこう、
設置場所が変わるみたいです。
なので
(車種名) エアコン フィルター 場所
みたいな感じで、
検索して調べてみてくださいね。
取り外したエアコンフィルターに、
ホコリやらなんやらがたくさん付着していたら、
通常の衣類用洗剤なんかで洗浄。
良く乾かしてから、
また元に戻してください。
これでカーエアコンの効き目が、
復活すれば良いんですが、、、。
関連ページ:車カビ臭い原因|カビ臭いエアコンを消臭・カビ除去掃除するなら?
ガス不足orコンプレッサーの不具合
フィルター掃除をしても、
エアコンが効かない場合。
そうなってくると、
エアコンそのものに、
不具合が生じている可能性
が考えられます。
そこでまず調べて欲しいのが、
- エアコンガスの過不足
- コンプレッサーの動作
エアコンガスは適正値か?
車のボンネットを開けてみて、
エンジンに取り付けられている
コンプレッサーという部品を探します。
コンプレッサーには、2本の太い配管が接続されていて、
その中をエアコンガスが出入りしています。
コンプレッサーには、
直径1cmくらいののぞき窓
がついています。
エアコンを付けたときに、
この窓を通して気泡の状態
を確認してください。
1.白濁したような泡が出ている
ガス不足です。
エアコンガスの補充を
しなければいけないものの、
費用は1万円以内で済むはずです。
2.透明で大きな泡が浮いてくる
ガス漏れが起きている
可能性があります。
修理が必要になるので、
最低でも2万円くらい
はかかってしまいます。
3.たまに気泡が見えるくらい
この場合、
エアコンガスの量は
適度な水準です。
この場合はつまり、
エアコンガスには問題がない
わけです。
次はコンプレッサーそのものに
異常がないかを探ることになります。
コンプレッサーの動作は正常か?
カーエアコンのスイッチを入れた後、コンプレッサーのちかくで、
カチッという音がするか?を確認してください。
この音が聞こえない場合、
マグネットクラッチという部品に
不具合が起きている可能性があります。
逆に音がする場合には、
エアコンラインの詰まり
も疑うことになり、
いよいよプロの修理が必要になります。
コンプレッサーの修理となると、
費用は5万円以上は、
かかると思ったほうが良いです。汗
コンプレッサー以外の車のエアコンが効かない原因
車のエアコン〈カーエアコン)が効かなく原因は、
コンプレッサー以外にも様々な要因が考えられます。
たとえば、エバポレーターという空気を直接冷やすための機械。
エバポレーターに何らかの不具合が生じている場合、
車のエアコンは当然、効かなくなってしまうし、エバポレーターで冷やした空気を、
車内に送り込むファン(ブロアモーター)が故障していた場合も当然、
車のエアコンは効かなくなります。
関連ページ:ブロアモーター交換修理費用|オートバックスのブロアモーター交換費用は?
もしくはエアコン周りの機械には異常がなかったとしても、
エアコン関連機器を動かすためにエンジン動力を伝えているベルト(ファンベルト)が
傷んでいたり劣化していた場合に、エアコンが正常に動作しなくなることがあります。
もしファンベルトに異常が起きていた場合、
「キュルキュル」といった異音がボンネット当たり方聞こえてくるはずです。
関連ページ:車キュルキュル異音|アクセル・エンジン・エアコンのキュルキュル異音修理代
ファンベルトはゴム部品なので劣化しやすく、どちらかというと消耗品に近い部品の一つです。
部品代も安く交換のための修理工賃も安買ったりするものの、
万が一、ファンベルトが切れてしまうようなことがあれば、
車が動かなくなったりエンジンがオーバーヒートして車がだめになることもあるので、
キュルキュル音がする場合は、早目に修理してもらうことをおすすめします。
バッテリー上がりやステアリング低下の危険が伴う
真夏の暑い日にエアコンが効かないと、
とても快適な運転ができる
状態ではなくなりますよね。
特に猛暑日が連続するようになると、
エアコン無しで車に乗るのは、
自殺行為かなと。汗
エアコンはもはや、車には必須装備だと言ってよいし、
最近の車種だとエアコン機能が他の機能と連動していることがよくあります。
古い車の場合には、
エアコンは独立機構だったのに、
最近だとファンベルトで駆動するタイプがよくあります。
ファンベルトとは、エンジンの動力をタイヤを回転させる以外にも、
様々な機器を動かす役割を持ったゴム部品です。
ファンベルトに劣化や破損が起きていて、
それが原因でエアコンの効き目が悪くなっている場合、
ファンベルトでつながっているほかの部品にも不具合が起きている
可能性が考えられます。
たとえば、オルネーターなどの補機類を
ほかの部品と同じベルトで作動させるケースも良くあります。
万が一、ファンベルトが切れている場合には、
バッテリー上がりが起きたり、
パワーステアリングが効きにくくなる
と言った不具合にもつながります。
エアコンが効かないと言っても、
その原因が複数に及んでいる可能性
もあります。
単なるフィルターの汚れが問題じゃなかった場合には、
きちんとプロの目でチェック
してもらうようにしましょう。
エアコンの暖房が効かない原因
暖房は基本的に、
エンジン熱を使います。
つまり直接的な問題が
エアコンにあるわけじゃないです。
エアコン以外の箇所で、
不具合が起きている
可能性を疑うべきです。
サーモスタットの故障
エンジンを冷やす冷却水を
コントロールする部品
サーモスタットの動作に
異常が起きている可能性があります。
この場合には修理が必要で、
大体1万円~
と言った感じです。
冷却水の減少
暖房機能は、エンジンから熱を奪って、
温まった冷却水を使います。
何らかの原因で、冷却水の量が減ると、
暖房効率が下がります。
例えば冷却水が漏れている
ことも考えられます。
冷却水の量が減るとエンジンがオーバーヒート
しやすくなって、大きなトラブルになりがち。
暖房の効きが悪くなった場合にも、
早めに車の状態をチェック
してもらうようにしてくださいね。
関連ページ:ボンネットから煙が焦げ臭い|エンジンから白煙・焦げ臭い煙の原因は?
エアコンが効かない車の車検
車検では、エアコンが効くかどうかまでは点検されません。
エンジン警告灯などが一通り正常に点灯・消灯することはチェックされますが、
エアコンの効き具合に関しては、車検で確認されることはないようです。
だからと言って、エアコンが効かない状態で運転を続けるのは
避けたほうが良いでしょう。
エアコンが効かない状態だと、車の中に湿気がたまっても、
湿気を外に逃がすことができず、車内の湿度はどんどん上がってしまいがち。
関連ページ:車内湿気取り|車内の湿気取り対策や湿気臭い原因はエアコン臭?
車の部品(金属部品やゴム部品)というのは、水に強いわけではなくて、
長時間にわたって水にさらされると、劣化を速めてしまいます。
車の中というのはできるだけ、湿気を抑えて乾燥気味にしたほうが良いですし、
梅雨時期や冬になると湿気が結露してしまったり、フロントガラスを曇らせます。
フロントガラスを曇ってしまったら、安全な運転なんてできるわけがないので、
フロントガラスの曇りを取るためにもエアコンはキチンと作動できる状態にしておくべきでしょう。
関連ページ:デフロスター効かない|車曇り止めボタンが効かない原因と対策
車にはガラスの曇りを取る機能〈デフロスター)がついてるものの、
デフロスターから送られる空気はエアコンと同じブロアモーターだったりするので、
ブラモーターが故障していたら、当然、デフロスターも動かなくなります。