東野圭吾の小説が原作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が
2019年6月28日の金曜ロードショーで地上波発放送。
ナミヤ雑貨店の奇蹟は2017年に公開された映画で、
「Hey! Say! JUMP」の山田涼介と名優・西田敏行の共演が話題となっていました。
目次
ナミヤ雑貨店の奇蹟がつまらない感想の理由
すでに映画でナミヤ雑貨店の奇蹟を見た人たちの感想を見てみると、
「感動した!」という人もいる反面、
「つまらない」という感想を持っている人も目立ちました。
どんなに素晴らしい映画であっても
見た人全員が絶対に良い評価をするのはあり得ません。
ただ、ナミヤ雑貨店の奇蹟に関して「つまらない」と言っている人の意見をまとめると、
下記の4つの点に集約できそうです。
- 東野圭吾っぽくない
- 役者の演技に共感できない
- 展開が雑(原作と違う)
- ストーリーが難しい
東野圭吾っぽくない
東野圭吾といえばミステリー小説で数多くの大ヒットを生み出していますよね。
ナミヤ雑貨店の奇蹟には東野圭吾作品なだけに、
推理・サスペンスを期待してしまう人も多いと思いますが、
どちらかというと完全なるファンタジーストーリー。
殺人事件の犯人を暴くとか、
巧妙に仕掛けられたトリックを見抜くとか、
犯人が犯行に至る複雑な動機が解明されるとか、
そういった要素はナミヤ雑貨店の奇蹟に1ミリもありません。
東野圭吾=ミステリー
というイメージを強く持っていた場合、
ナミヤ雑貨店の奇蹟をつまらないと感じるかもしれません。
またナミヤ雑貨店の奇蹟の映画上映時のキャッチコピーは、
『東野圭吾史上もっとも泣ける感動作品』となっていました。
西田敏行さんも出演しているので期待を高く持ち過ぎてしまって、
つまらないと感じた可能性もあります。
役者の演技に共感できない
映画の口コミサイトを見ると出演者に不満を持つ意見が多く見られ、
特にHeySeyJumpの山田涼介さんの演技に低評価が集まっていたように感じます。
実際に映画上映中も山田涼介さんのファンとみられる女性が多く観覧していたようで、
原作のファンからは良くも悪くもない演技に不満を感じ、
ナミヤ雑貨店の奇蹟をつまらないと感じたようです。
展開が雑(原作と違う)
ナミヤ雑貨店の奇蹟の原作小説は385ページもあります。
これだけのストーリーを2時間10分に収めたわけですから、
あちこちに無理のある展開が生まれるのは仕方がないのかもしれません。
たとえば、過去から手紙が届いたときの3人の少年泥棒たちの行動。
常識的には考えらえない事態ですから、
スッと受け入れるのはすごく違和感がありますよね。
そんなわけないだろと信じないのが普通のリアクションだと思うし、
信じたにしても、相当の驚きがあっても良いんじゃないかと思います。
またラストの展開にも無理やり感が否めません。
テレビ放送だとCMの時間もあるのでさらにストーリーが短くなってしまうものの、
主人公3人組は心変わりを警察に自首しにいく展開の流れが正直、良くわかりません。
頑張って自分で自分を説得しなければ正直、理解に苦しみます。
原作をまず読んでみて、映画は原作を映像で補完する感じで見るのが良いかもしれません。
ストーリーが難しい
ナミヤ雑貨店の奇蹟は過去と現在が繋がる不思議な雑貨店。
登場人物の時間軸が複雑に交差するため、
ストーリーについていけなくなってつまらないと感じる人も多いです。
ナミヤ雑貨店の奇蹟の難しいストーリーについては、
次の章でもう一段、深く掘り下げて検証したいと思います。
ナミヤ雑貨店の奇蹟は小説でも難しい
実は東野圭吾さん自身も「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の映画化にあたって、
次のようなコメントを発表しています。
物語の構造は複雑で、いくつかのエピソードが時間と空間を隔てて絡み合っています。小説では可能でも映画化は難しいのではないかというのが本音です。あの不思議な出来事は、あの登場人物たちは、そして彼等の『悩み』はどう描かれるのか、今からとても楽しみです
原作者である東野圭吾さんが「小説では可能でも映画化は難しい」と認めてしまっているんですよね。汗
ナミヤ雑貨店の奇蹟では過去と未来を行ったり来たりしながら
相談主の悩みを解決していくだけじゃなくて、
それぞれの登場人物の意外なつながりが明らかになっていく要素も含まれています。
見どころが多いだけに映画として実写化したり、
短い時間でまとめてしまうと、いろんなところにほころびが生じてしまい、
難しい印象を強めたり、つまらないと感じさせてしまうんじゃないでしょうか。
ナミヤ雑貨店の奇蹟に感動した人の声
ナミヤ雑貨店の奇蹟の乾燥の中にはもちろん、
「感動した!」という声もたくさんあります。
感動した人たちの意見では、
- 更生した敦也の姿が良かった
- 過去を生きている浪矢雄治、松岡克郎の人生が切ない
- 田村晴美と泥棒の3人の意外な接点が興味深い
といったものがありました。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を見に行ってきました。もーうダメだ、信じられないくらい泣いた。自分で自分に引くほど泣いた。素敵な映画だった。派手さはないけれど、じんわり温かさが広がって、人生の節目節目で自然に思い起こされるような、そうやってそっと見る者の心に残るような。そんな作品だった。
— さゆ (@mgmcnlife) October 14, 2017
明日「ナミヤ雑貨店の奇蹟」あるんですけど、あえてここで言いたい。
これ本当にすごく良い映画なんですよ!!
映画館で大号泣して大変だったんだけどw悲しくて泣いたわけじゃなく、感動して大号泣だったんですよ。
ああジャニか、山田か、なんて思わずw是非!!あったかい気持ちになります。 https://t.co/XmleFTiK8G— nicola (@nicolaMcGregorK) June 27, 2019
東野圭吾 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
ナミヤ雑貨店に相談した人たちが何らかの形で関わり合い互いの人生に影響を与えていた。特に売れないミュージシャンの話は感動して涙が出た。
読み終えた後は、少し前向きな気持ちにさせてくれる作品。#読了 pic.twitter.com/gPNhmYprh8— 隠館 大輔 (@p4nkMsXx9NuEXBf) March 27, 2019
ナミヤ雑貨店の奇蹟のあらすじ
敦也、翔太、幸平の3人の若者が民家に押し入って強盗するものの、
逃走用に用意していた車が故障していたため近くの雑貨屋に逃げ込みます。
するとそこに30年前からの相談者たちの悩みが書かれた手紙が郵便受けに届きます。
3人は「信じられない」と思いつつも次々に届く手紙を読んでいく
牛乳ポストに返事を入れてみると数秒後にはまた郵便受けに返事が届きます。
こうして3人は未来の知識をもとに過去へ相談者に返事を書いていく中で、
登場人物たちのそれぞれの人生が交錯していくことになります。
ナミヤ雑貨店の奇蹟の映画がつまらない感想まとめ
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、率直に言っていろいろ上手くいってない映画。唯一評価したいのが山田涼介くんの存在感(演技なのかは正直不明)で、感極まったシーンで漫画のような演技をしていた西田敏行の後に、同じ状況で素晴らしい表情をみせてくれる https://t.co/vZQXkY6YRc
— ムービー野郎【非公式】 (@Movie_oftheDead) October 13, 2018
『ナミヤ説明台詞の遠景』観賞
酷い…無駄に多すぎる説明台詞のせいで観客に次どうなるのかと言う想像を一切させない作り
カットも無意味な遠景が多くキャラがちょこまか動いてるようでイライラ…
脚本も正直見ててキツい…今年ワースト https://t.co/j8YZfiJY2m— ラリーB@We've won it six times (@amno1wb2016) September 23, 2017
ナミヤ雑貨店の奇蹟見たよ。うーん…。悪くない。決して悪い映画じゃないんだけど。
— みやこ☔ (@nnue14) October 11, 2017
昨晩、ナミヤ雑貨店の奇蹟を観てきたが、ここんところ東野圭吾原作の映画が軒並みイマイチで、今作もその仲間入り。こういったファンタジーは演出の積み重ねでじんわり泣かさなきゃいかんのに、デコボコ道みたいな流れで興醒め。
— eNO (@MetwoOne) October 6, 2017
https://eiga.com/movie/86090/review/01665927/
過去最高にひどい映画
幼稚園のお遊戯会のほうが、話がきちんとしていてよっぽど感動できるのではないでしょうか?
演出脚本何もかもが酷く、それなのに西田さんやその他大御所俳優さんが一生懸命演じているのが高度なギャグのようで度々笑ってしまいそうになりました。寧ろ笑わないと気が狂います。
すべてわざとらしい。
話がつじつまあわせ。
強引だし、つながっているようで
無理くりです。
一番残念だったのが、昭和のセット。雑すぎ。看板とか嘘っぽい。細部の作り物の雑さが目立った。雰囲気だけ出したテーマパーク感がものすごい。残念。もっと調べて本格的に作ってほしかった。リアリティのない内容なのだからセットでもう少し本格的な感じが欲しかった。おとぎ話風な映像が変な風に中途半端。