空を飛んでいる間、飛行機の機内の湿度は
20%以下になると言われています。
機内の空気はカラカラに乾燥するわけですが、
そうなるとやはり気になるのが機内での肌の保湿対策。
空気が乾燥して肌まで乾燥してしまうと、
肌にはかなりの負担をかけてしまいますからね。
ましてや、機内ではそう簡単にメイク落としもできませんから、
メイクしたままだと肌への負担をさらに高めることになります。
国内線であれば搭乗時間が長くても2時間ほどですから、
それほど、気にする必要はないかもしれませんが、
国際線ともなると10時間以上のフライトになることだってあります。
関連ページ:国際線チェックインは何時間?空港には何時間前にいく?(ana、jalなど)
みんな、長時間のフライトでは
どんな風に保湿対策しているんでしょうか?
また、飛行機に乗る際にメイクをする?
いったん、メイク落とししてすっぴんにする?
どうするのが正解なんでしょうか?
結論から言うと、メイクしたまま機内に搭乗する人と、
メイクを落としてすっぴんになる人は、
かなり賛否両論に分かれています。
ただ、メイクしたまま派の人たちでも、
がっちりメイクではなくて、
最小限のメイクと保湿ケアに抑えています。
すっぴん派の人たちも、
肌の乾燥用に小分けにした化粧水や
保湿クリームなどを機内持ち込みする、
という意見が多く見られます。
目次
機内すっぴん派の意見
まず機内すっぴん派の意見を見ていきましょう。
すっぴん派の意見でやはり多いのが、やはり、
機内だと化粧直しも化粧落としも難しいというもの。
機内トイレを一人で独占するわけにはいかないし、
薄暗く狭い機内でお化粧を落としたり、
普段の感覚で化粧を直すことなんてできません。
何よりも人の目だって気になりますし、
そもそも、長時間のフライトになると、
食事の後などは機内は暗くなるので、
すっぴんでもほとんど目立ちません。
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では、どのタイミングですっぴんになるか(化粧を落とすか?)
というのは、大きくわけて2つの意見があります。
1つは、飛行機に搭乗する前に済ませてしまうという人。
搭乗前の空港内ロビーであれば、
スペースも時間もゆったりと使えますからね。
その後、完全にすっぴんのまま搭乗する人もいれば、
ある程度の保湿ケアも兼ねたメイクをして搭乗する人もいます。
すっぴんで機内に乗り込む場合には、
帽子やサングラス、マスクで顔を隠し、飛行機から降りた後も、
そのままホテルに直行してしまえば、
誰かにすっぴんを見られる心配も減らせます。
またマスクをすれば飛行機の乾燥した空気から、
喉を守ることができるので風邪予防にもなります。
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機内をすっぴんで過ごす最大のメリットは、
アイメイクが落ちてパンダになってしまうなど、
化粧崩れの心配をしなくて済むこと。
歯磨きも顔洗いも簡単に済ませることだってできます。
次に、機内に搭乗してから化粧落とししてすっぴんになるという、
というすっぴん派の意見も見ていきましょう。
機内搭乗後、ほどなくシートタイプのクレンジングなどで
メイクを落としすることを想定して、家を出発する時点で、
軽めのメイクで済ませています。
その後、着陸が近くづいていたら、
ポイントメイクだけして終了といった感じです。
機内でメイク落としする前提で登場するのであれば、
ウォータープルーフタイプの化粧品だと肌への密着力が強く、
保湿力も高いものの、非常に落ちにくいものがあります。
毛穴などに残ってしまいがちなので、
飛行機に乗る際には避けたほうが良さそうです。
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機内はメイクしたまま派の意見
すっぴんなんて絶対に見られたくない!という人たちは、
乾燥する機内でも、ある程度のメイクしています。
ただもちろん、ガチガチにメイクをするんじゃなくて、
必要最小限のメイクで抑えています。
食事を終えた後や、睡眠をとった後に、
パウダーや口紅などで軽く化粧直しするくらいですむ
メイクで済ませる、という人が多いです。
また、すっぴんだと機内の乾燥した空気のせいで、
肌がパリパリになったり粉が吹きそうだから、
保湿力が強いBBクリームを持ち込む人も多いです。
メイク派の意見の中には
「無防備な素肌でいるより、
ケア効果のあるファンデーションなどで
肌を保護したほうが良さそう」
という人もいます。
確かにファンデーションには、
空気中の雑菌や埃から守ってくれる働きもあると
考えて良いでしょう。
そこで、etvosミネラルファンデーションのように、
肌にやさしくなおかつ保湿作用も高いファンデーションで、
機内の乾燥対策をするのも良いんじゃないでしょうか。
ミスト状ローションであれば、
ファンデーションの上から吹きかけられるものもあります。
肌を絶対に乾燥させたくないのであれば、
保湿ファンデーション+ミスト状保湿ローションの
2つを組み合わせるのが良いでしょう。
ミネラルファンデーションで肌の負担軽減
ミネラルファンデーションは一般的なファンデーションに比べ、
カバー力はどうしても落ちてしまうものの、
肌に負担が少なく、敏感肌でも安心して使えるのが大きな魅力。
機内の化粧品持ち込みについて
機内ではすっぴん派でもメイク派でも、いずれにしても、
何かしらの保湿対策は考えておく必要があります。
ただ、化粧品は何でもかんでも機内持ち込みできません。
特に液体類(リキッドタイプ)の化粧品を国際線に持ち込むには、
総重量や持ち込み方法が厳しく制限されています。
関連ページ:液体の機内持ち込みはジップロック|国際線・国内線の容量・サイズは?
簡単にまとめると、
- 100ml入りの容器に入れる
- 透明(中身の見える)ビニール袋に容器を入れる
- 100ml容器は最大10個(合計1リットル分)
といったルールを守らなければいけません。
また持ち込み制限される液体類の種類も非常に幅広くて、
化粧水や保湿スプレーなど明らかな液体類だけじゃなく、
ハンドクリームなど保湿クリームのようなゲル状のものも
持ち込み制限の対象となります。
関連ページ:目薬・コンタクト洗浄液・医薬品の機内持込み|国際線・国内線では?
仮に機内持ち込みルールに従って、
化粧水などを機内持ち込みする場合には、
液漏れさせないように十分に気を付けたほうが良いですよ。
関連ページ:飛行機液漏れ対策|漏れる化粧水・シャンプーの液漏れ機内持ち込み対策
機内のメイク落としとウェットティッシュの持ち込み
機内でメイク落としをするのであれば、当然、
リキッドタイプだと持ち込み制限の対象となります。
なので、持ち込み制限の対象から外れるクレンジングシートか、
最悪でもウェットティッシュをメイク落としするようにしましょう。
ウェットティッシュ・クレンジングシートの場合、
全てが液体ではないので、持ち込み制限にはならないようです。
割としっかりとメイクをするのであれば、クレンジングシートは
オイルタイプと水性タイプの2つを用意して、まず最初に、
オイルタイプのクレンジングシートでマスカラやアイライナーなどの、
ポイントメイクを強力に落としていきましょう。
その次に、水性タイプのクレンジングシートで、
表面に残った油分やメイク汚れを落とすようにすれば、
全体的にすっきりとメイク落とししやすくなります。
日焼け止め併用で肌を保護
最近の日焼け止めの中には保湿作用のあるものもありますし、
日焼け止めにも肌を守る作用があります。
飛行機の機内であっても肌は紫外線を浴びてしまいますから、
保湿ケアをした後、日焼け止めで紫外線対策と
機内の乾燥やほこり対策をするのも良いですね。
飛行機の機内湿度はなぜ低い?なぜ乾燥する?
飛行機の機内ではあえて
湿度を下げて空気が乾燥するようにしています。
湿度が高くなってしまうと結露してしまう
(窓が曇ったり水滴がたまる)からです。