パスポートを申請して取得するには、料金がかかります。
パスポート新規発行やパスポート更新は無料とはいかず手数料がかかるし、
更に戸籍謄本などの必要書類を揃えるためにもお金がかかります。
そういったお金っていつ払うんでしょうか?
パスポートのお金を払うタイミングについてまとめています。
目次
パスポートのお金を払うタイミングは受領時
まず、パスポートを申請する段階では、
必要書類だけ揃えるだけで良いので、
パスポートの発行手数料を収めたりはしません。
- パスポート申請書
- 顔写真
- 戸籍謄本
- 本人確認書類(身分証)
- ※念のため訂正用の印鑑
といった書類をパスポートセンターに提出します。
パスポートの受け取り(受領時)にあたっては、
手数料を収める必要があるものの、
現金で手数料を支払うのではなく
収入証紙を使う決まりになっています。
パスポート申請の時に渡された旅券引換書(受領証)と一緒に、
指定された金額分の収入印紙・都道府県収入証紙を購入し、
パスポート申請時にもらえる引換証(受領証)に
収入印紙を貼付して提出します。
通常の収入印紙のほかにも
都道府県収入証紙というものが必要になりますが、
たいていのパスポートセンターであれば併設されている窓口で
収入印紙・都道府県収入証紙のどちらも購入することができます。
事前にパスポートを受け取る用意をしておかなくても、
パスポートセンターが開いている時間に行けば、
問題なく収入印紙も購入することができますよ。
5年・10年、大人・子供(12歳未満)のパスポート発行手数料一覧
有効期限10年のパスポート(20歳以上)の場合、
都道府県収入証紙:2000円
収入印紙:14000円
合計:16000円
有効期限5年のパスポート(12歳以上)の場合、
都道府県収入証紙:2000円
収入印紙:9000円
合計:11000円
有効期限5年のパスポート(12歳未満)の場合、
都道府県収入証紙:2000円
収入印紙:4000円
合計:6000円
20歳未満の子供(未成年)は
5年パスポートしか新規発行できないものの、
その代わり12歳未満であれば手数料が安くなります。
ただ「12歳」という年齢のカウント方法について、
一般常識とはちょっと違うところがあるので、
こちらのページで確認しておくと良いですよ。
関連ページ:パスポート年齢確認|満年齢って?10年パスポートの年齢制限
都道府県収入証紙の購入・入手方法
都道府県収入証紙は、パスポートセンターに併設されている
収入印紙・手数料取扱窓口で購入できます。
東京都であれば、
- 都庁の東京都旅券課(新宿)
- 旅券課有楽町分室
- 旅券課池袋分室
- 旅券課立川分室
が設置されています。
参考サイト:手数料一覧|東京都生活文化局
3 収入印紙・東京都手数料取扱窓口(案内図)
ただ、気を付けなければいけないのは営業時間です。
東京都の収入印紙・手数料取扱窓口の営業時間は、
月・火・水曜日 9:00~19:00
木・金・日曜日 9:00~17:00
となっているのに対して、たとえば、
サンシャイン60ビルにある旅券課池袋分室は、
月・火・水曜日 9:00~19:00
木・金・日曜日 9:00~17:00
日曜日 9:00~17:00
となっています。
つまり、日曜日にパスポートの受け取りはできるものの、
収入印紙・東京都収入証紙の購入ができないので、
事前に用意をしておかなければパスポートの受け取りできません。
パスポートは海外旅行のツアー予約をする時点で必要だったりするので、
用意しなければいけない書類などは早目に用意をして、
スムーズに取得しておく必要があります。
関連ページ:パスポートいつまでに必要?海外旅行出発何日前までにアメリカ esta申請?
東京都では都道府県収入証紙が廃止され印字に変更
東京都では都道府県収入証紙が2011年に廃止されました。
その関係で、パスポートの受け取りの際には、
収入印紙は必要になりますが、都道府県収入証紙の代わりに、
旅券引換書に領収金額をハンコで印字されるようになっています。
行政側にメリットがあるのかもしれませんが、
旅券引換書が手元に届くまでは実質的に、
都道府県収入証紙を購入できなくなっています。
都民としてはちょっと不便と言えば不便かもしれません。
収入印紙の購入・入手方法
収入印紙はパスポートセンター併設の
収入印紙・手数料取扱窓口で購入ができます。
他にも、
- 郵便局
- コンビニ
- 法務局
- 郵便のマークの看板のある店
でも購入できます。
少し変わった購入方法としては、
- ネットオークション
- 金券ショップ
でも収入印紙は購入できますよ。
収入印紙は切手と同じように他人に譲渡可能だし、
他人から購入した収入印紙も未使用であれば、もちろん有効に使用できます。
収入印紙には有効期限もないので、古くなった収入印紙を使って、
何かの支払いに充てることもできます。
ちなみに運転免許の更新の際に必要になるのは、
都道府県の収入証紙になるので収入印紙は使えません。汗
戸籍謄本・戸籍抄本の発行・入手方法
パスポート申請に必要は
戸籍謄本・戸籍抄本を発行してもらったり
取り寄せる場合にも、もちろん、手数料がかかります。
お金を払うタイミングとしては、受け取り時ではなくて、
パスポート申請前になりますね。
戸籍謄本・戸籍抄本の発行手数料は
全国一律で450円(税込)となっています。
ちなみに戸籍謄本・戸籍抄本を郵送で取得申請する方法については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
関連ページ:パスポートを家族全員分申請|戸籍謄本・住民票の枚数や代理申請は?
戸籍謄本(戸籍抄本)を発行してもらうためには、郵送で請求することができます。
必要になる書類には
- 戸籍郵送請求書
- 返信用封筒
- 本人確認書類の写し等
- 定額小為替証書(手数料)
の4つです。
パスポート料金の合計額まとめ
パスポートを発行してもらうには他にも、
顔写真が必要になり、写真撮影代は1000円程度でしょう。
他にも住民票が必要になるケースがあり、
住民票の発行手数料も発生することもありますが、
住民票不要の場合で、パスポート料金の合計を計算すると、
有効期限10年のパスポート(20歳以上)の場合、
都道府県収入証紙:2000円
収入印紙:14000円
顔写真:1000円
戸籍謄本:450円
合計:17450円
有効期限5年のパスポート(12歳以上)の場合、
都道府県収入証紙:2000円
収入印紙:9000円
顔写真:1000円
戸籍謄本:450円
合計:12450円
5年間有効な旅券(12歳未満)の場合、
都道府県収入証紙:2000円
収入印紙:4000円
顔写真:1000円
戸籍謄本:450円
合計:7450円
といった感じになりますね。
家族4人(大人2人・12歳未満の子供2人)の場合だと、
17450円X2 + 7450円X2 = 49800円
が、家族全員分のパスポート料金となりますね。
家族全員で初めて海外旅行に行く場合、
パスポートの発行手数料もバカにできない金額になるので、
その他のところ(海外旅行保険や両替手数料など)で、
できるだけ節約したほうが良いですね。
関連ページ:グアムのお金計算|通貨ドルをいくら両替・換金するとグアムはお得?
パスポート料金はクレジットカード払いできる?
パスポート料金は現金で手数料を支払う以外にも、
クレジットカード払いもできます。
と言っても、全額をクレジットカード払いにできるわけじゃなくて、
都道府県収入証紙(印字)・戸籍謄本は現金払いじゃないといけません。
顔写真の撮影料金であれば、
たいていはクレジットカード払いできるでしょうし、
収入印紙もパスポートセンターに併設されている
収入印紙・手数料取扱窓口ではなくて、
コンビニを利用すればカード払いができます。
パスポート料金の大半は収入印紙ですから、
収入印紙だけでもクレジットカード払いにできると、
カードのポイントをためることができますね。
たびレジ・ORRnetに登録しておこう
パスポートのお金の大半は受け取り時に支払うわけですが、
パスポートを受領したら、たびレジ・ORRnetにも
登録を済ませておきましょう。
たびレジは、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生を
メールでお知らせしてくれるサービスです。
旅行日程・滞在先・連絡先などを登録できるし、
連絡先は自分以外にも家族や会社も登録できます。
何か起きた場合、日本にいる人たちにも連絡が行き、
日本からも助けてもらいやすくなります。
ORRnetは、海外に3か月以上滞在する際に提出が必要になる
在留届の手続きをスムーズにしてくれるシステムです。
在留届電子届出システム「ORRnet」