飛行機の機内に持ち込みできる手荷物って、
けっこう厳しいルールがあるんですよね。
特に液体類の持ち込みに関しては、国際線だと
保安検査場でほぼ間違いなく没収(その場で処分)されてしまうんですが、
飴・ガムの機内持ち込みはどうなっているんでしょう?
目次
飴・ガムの機内持ち込みは基本OK
飴・ガム類に関しては、国内線でも国際線でも、
機内持ち込みは特に制限されていません。
保安検査場で没収されることもなく、
カバンの中に入れておいてもそのまま機内持ち込みができるし、
飴・ガムを口に入れて食べたままでも保安検査場を通過できます。
もちろん、保安検査を通過した後の売店などで購入した飴やガムも、
機内持ち込みが制限されることはありません。
機内持ち込みが制限されるのは、液体類や、スプレー類、そして、
ナイフやカッターなどの凶器となり得る刃物類。
関連ページ:飛行機の消臭スプレー持ち込み|ファブリーズ機内持ち込みは?
各航空会社によって(特にエアアジア)、
機内持ち込み手荷物のルールは微妙に異なるものの、
飴・ガム類に関しては安心して持ち込むことが出来そうです。
機内持ち込み可能な手荷物ルール
機内持ち込み可能な手荷物の大きさ・重さについては、
どんなルールになっているのかというと、おおむね
- 手荷物のほかにもう一つ身の回り品を入れたカバンを持ち込める
- 手荷物サイズ(大きさ)は3辺の合計が115cm以内
- 手荷物の重さは7kg~20kg以内
といった感じになっています。
飛行機会社によって手荷物ルールは若干異なるし、
更に飛行機の混雑具合やCAさんのその場の判断によっても変わります。
関連ページ:目薬・コンタクト洗浄液・医薬品の機内持込み|国際線・国内線では?
僕自身の経験で言えば、以前、飛行機をよく利用していた時、
カバンを預け入れ荷物にしてしまうと到着時の受け取りで待たされるが嫌で、
少し大きめのカバンを手荷物として機内に持ち込みしていました。
さらに、狭い機内にいる時間を少しでも減らそうと思って、
搭乗開始からできる行列が十分に短くなるのを待って、
最後の最後に搭乗するようにしていたんですが、
たまに、荷物スペースがいっぱいでカバンを入れられない、ということがありました。
そんな時、残念ながら、CAさん経由で、
預かり荷物に回されることになります。汗
もしくは、荷物を置くスペースがあったとしても、
「これはちょっと大きいので、預けさせてください。」と、
預かり荷物に回されたこともありました。
関連ページ:機内持ち込みギリギリの手荷物|キャリー・スーツケース・リュック
歯磨き粉の機内持ち込みは?
国際線でヨーロッパやアメリカなど
10時間前後の長時間のフライトだと、
歯を磨きたくなりますよね。
飴やガムの機内持ち込みはできるけれど、
歯磨き粉はどうなの?というと、
持ち込みNGとみなされると思ったほうが良いです。
機内持ち込み禁止となっているものの種類は意外と多く、
歯磨き粉も完全な液体ではないものの、
実は持ち込み禁止の対象となっています。
液体のマウスウォッシュの持ち込みなんて、
言語道断でNGですね。
保安検査の時にもし歯磨き粉の持ち込みが判明すれば、
その場で没収されてしまいます。
どうしても歯磨き粉を持っていきたい場合は、少なくとも、
預かり荷物で持っていくしかありません。
機内で歯を磨きたいのであれば、
キシリトールガムなどを持っていくのが良いでしょう。
ただ保安検査さえ通過してしまえば、
液体類の持ち込みについてはルールが非常に緩くなります。
保安検査を通過したセーフティーエリアで購入した歯磨き粉であれば、
エアアジアでも問題なく持ち込みすることができます。
関連ページ:液体の機内持ち込みはジップロック|国際線・国内線の容量・サイズは?
機内持ち込みできない食べ物
飴やガムの機内持ち込みはできるの良いんですが、
では、他の食べ物の場合、どうなっているんでしょうか?
液体状のモノを避ければ、食べ物に関しては、
おおむね、持ち込みすることができます。
具体的には、
- プリン
- ヨーグルト
- 味噌
- 漬物
- 缶詰
- こんにゃく
といったモノは、機内持ち込みが禁止されているので、気を付けてくださいね。
果物・植物類の機内持ち込みについて
果物・植物類に関しても、
国際線の場合は機内持ち込みはほぼ禁止だと思ったほうが良いです。
国内線だと機内持ち込みできる可能性もありますが、
保安検査上の係員や搭乗する飛行機のCAさんの判断に
かなり左右されると思います。
果物の場合には、液体とみなされる可能性が高いですし、
果物・植物類のどちらも植物検疫の問題があります。
特に国外から国内に果物・植物類を持ち込む際には、
キチンとした検疫手続きを済ませておく必要があるので、
そう簡単に飛行機に持ち込することはできません。
海外だと、保安検査場を通った後に、果物が売られていたりして、
余った外貨を消費出来たりするんですが、、、
残念ながら、搭乗直前で機内持ち込みできないと言われてしまうので、
買わないようにするのが無難です。
関連ページ:お菓子の機内持ち込み|国内線や国際線の海外お土産は?
機内持ち込みを避けたほうが良い食べ物
検疫に引っかかるわけでもないし液体でもないけれど、
機内持ち込みを避けたほうが良い食べ物があります。
まず1つは匂い(臭い)の強いもの。
マックのポテトとか、551の肉まんとか、
そういったモノは避けたほうが良いですね。
狭い機内でなおかつ、においが長時間残ってしまいますから。
もう一つは、音のうるさいもの。
バリバリと噛み砕く音が出てしまうせんべいなどは、
避けたほうがよいでしょう。
飛行機会社・国(入国審査)ごとの対応にも注意
機内持ち込みで特に気を付けなければいけないのは、
統一ルールがあるようでない世界だということ。
飛行機会社によって対応が違ってくるし、更に現地の保安検査員、
そして、僕の経験談にある通り、
CAさんの判断にも微妙に違いがあります。
国別で考えた場合にも、検疫が厳しい国もあれば、
比較的、ゆるい国もあったりするので、
不安があれば、持ち込みしないという姿勢でいるのが良さそうです
AirAsia(エアアジア)は飲食物の機内持ち込み禁止
JALやANAのサイトで手荷物に関するページを見てみると、
手荷物の大きさや種類に関して、
ルールはそれほど厳しくないことがわかります。
けれども、LCCは全般的に手荷物のルールは厳しく、
AirAsia(エアアジア)に関しては、
一切の飲食物の持ち込みが禁止となっています。
飛行機の運賃を安くする代わりに、
機内食を買ってね!という姿勢が強く現れていますね^^;
外部から食べ物および飲み物を機内に持ち込むことはお断りしております。チョコレート、ビスケットなど腐らない食物は機内に手荷物としてお持ち込みいただけますが、機内でお召し上がりいただくことはできません。
引用サイト:飲食物を機内に持ち込むことはできますか? – AirAsia support
ハワイ・シンガポール・オーストラリアは法律が厳しい
食べ物・植物の持ち込みに関して、
シンガポール・オーストラリアは法律で厳しく規制されています。
オーストラリアの場合、ちょっとでも食品類を持ち込む場合、
事前に申請書を書いて置かなければいけません。
シンガポールに関しては、法律でガムそのものが禁止されていますから、
ガムを持ち込むことすらできません。
最大1万ドルの罰金刑になります。
ハワイの場合も、オーストラリアと同じように、
食べ物の規制が非常に厳しいので、
食べ物はできるだけ機内で全て食べきるようにしたほうが良いです。
参考サイト:検疫 – オーストラリア大使館
オーストラリアは固有の動植物の保護や環境維持のため、厳しい検疫措置を実施しています。害虫や病原体の侵入を防ぎ、オーストラリアの環境および動植物や人々の健康を守るためには、検疫が必要です。
オーストラリアに入国される際に植物、動物、動植物でできた物品、特定の食品(例:乳製品、魚・魚製品、蜂蜜、肉・肉製品等)をお持ちの場合には、機内で配られる入国カードの該当欄に印をつけて必ず申告してください。
飛行機会社の手荷物ルールリンク集
日本航空(JAL)
機内にお持ち込み可能なお手荷物(お手荷物) – JAL国内線
全日空(ANA )
ご旅行の準備[国内線] | ご旅行の準備 [国内線] | ANA