車検の更新時期は、
自動車税の納税とは違って、
乗っている車の購入時期によって違います。
何年ごとの更新になっているのか?
1年ごとか?2年後とか?といった更新間隔も、
車種などによって違ってきます。
ということで車検の更新について
いつからいつまでやるものなの?
その他に車検で注意しなきゃいけないことは?
っていうのをまとめてみました。
関連ページ:車検に必要なもの@期間を過ぎるとどうなる?ユーザー車検のやり方は?
目次
車検の更新は車検満了日1か月前から
まず自分の車の次回の車検はいつからなのか?
を知るには、検査標章を見てみてください。
検査標章は車のフロントガラスに貼られているシール。
次回の車検満了日が印刷されています。
満了日の1か月前から車検更新が可能で、
ディーラーや販売店の工場に車を持ち込んだり、
自分で陸運局の検査場に持ちこんで
ユーザー車検することもできます。
ちなみに、車検満了日の1か月以上前であっても
実は車検の更新はできちゃいます。
たとえば、地方出張や海外出張していたり、
病気やけがで入院をしていた場合には、
車を車検に出すことはできないですよね。
車検更新期間だとスケジュールがどうしても合いそうにない場合、
前倒しで車検更新手続きができるわけですが、
注意すべき点が一つあります。
それは、満了日1か月以上前に車検更新すると、
その日を起点として次回の車検満了日が決められること。
それに対し、満了日の1か月以内に更新をした場合、
次回の車検満了日は、今回の満了日を起点になります。
車検の更新が2019年1月だった場合、
1月中に車検を済ませれば、次回の車検は1年後の2020年の1月か、
2年後の2021年1月となります。
(新車の場合には3年後の2022年1月)
けれども前倒しで2018年12月に車検を受けた場合、
次回の車検は1年後の2019年の12月か、
2年後の2020年12月となります。
つまり、早く出せば出す分、車検期間を損することになるので、
できるだけ車検満了日までの1か月以内に
車検手続きを済ませるようにしましょう。
車検更新の案内は基本的に通知は来ない
正規の販売店やディーラーで新車を購入した場合、
購入したところから車検更新の案内はがきが届いたりします。
しかしこういったケースは結構レアなケースで、
通常は、どこからも車検更新の案内は来ない
と思ったほうが良いです。
ディーラーや販売店から通知が来るのは、
彼らが車検の仕事も獲得したいからです。
自動車業界は今や、車自体ではほとんど利益が出ないので、
車周りのサービス(保険や修理、車検サービスなど)で
何とか利益を出していると言われていますよね。
運転免許の更新に関しては、
更新が必要な年の誕生日の2か月くらいに、
免許更新の案内はがきが送られてきたりしますが、
車検の場合にはそういった制度がありません。
ちなみに免許の更新のハガキは、
免許証に記載されている住所宛に送られてきます。
引っ越しをして住民票の異動手続きを済ませたものの、
免許証の方の住所変更をしていなかった場合、
免許の更新のハガキは新住所ではなくて旧住所に届くので気を付けましょう。
関連ページ:単身赴任で運転免許証の住所変更は必要?手続きや免許更新はどうなる?
うっかり、車検満了日が過ぎてしまう危険があるものの、
ただそそれでも、車検を通すことは可能。
しかし、余計な手間が増えます。
具体的には、満了日が過ぎると
その車で公道を走るのは違法
となってしまうので、最寄りの市役所などの行政機関に言って、
仮ナンバーというのを発行してもらわなければいけません。
行政機関に行って必要な手続きを済ませると、
赤い斜め線の入ったナンバープレート
をもらえるのでそれを車に設置して
車検手続きのできる場所へ車を運び込みます。
満了日を過ぎると、仮ナンバー取得のために、
かなり時間を奪われることになるため、
その車を乗り続ける意思があるのであれば、
満了日前に車検は済ませておきましょう!
関連ページ:車検切れで自動車税の税金未納|再車検は?自動車税課税保留制度って?
車検満了日の当日ギリギリでも車検は受けられる?
車検満了日は、その月の最後の日になります。
3月であれば3月31日、12月であれば12月31日といった具合です。
車検は車検満了日当日まで有効なので、
先ほどの例でいえば3月31日、12月31日まで
公道を車で走ることができるわけで、時間で言えば、
23:59まで車検が有効だと考えられます。
もちろん、車検満了日当日に車を運転して、
車検を受けることもできるんですが、気を付けなければいけないのは、
車検業者が受け入れてくれるかどうか?です。
車検を受け付けている車検業者には、
- 即日対応をしている車検業者(コバックやカーコンビニ倶楽部など)
- ディーラー
- 整備工場
- カー用品店(オートバックスやイエローハットなど)
といったところがあるものの、それぞれに受入れ状況が違っているし、
担当者の判断で受け入れ拒否される可能性もあります。
車検満了日当日に車検を出すのであれば、
事前に車検を受け付けてもらえるかどうかを確認するようにしましょう。
関連ページ:車検はどこがいい?どこが安い?車検するならディーラー以外?
車検切れすると廃車になるわけじゃない
ちょっと話がややこしくなりますが、車検とはあくまでも、
公道を走るための許可をもらうための手続きになります。
車検満了日を過ぎて車検切れになってしまったとしても、
車の登録が抹消されるわけではありません。
(ナンバープレートが無効にはなりません。)
自動車税は登録された自動車の所有者(使用者)に課税される税金なので、
車検切れした車を持ち続けるということは、自動車税を支払わなければいけません。
車検切れした車に乗るつもりがないのであれば、
永久抹消登録か一時抹消登録のどちらかの手続きをして、
いったん自動車登録をリセットするようにしましょう。;
廃車とは一般的に自動車登録を永久抹消することを指していて、
解体するかどうかはまた別の話になってきます。
車検切れの車の車検の再登録手続きは?
車検切れした車は公道を走ることはできないので、
仮ナンバーを取得して自走させるかもしくは、レッカー移動などで
陸運局に持ち込まなければいけません。
陸運局に車を持っていくまでの手間がかかるものの、
車検切れの車の車検の再登録をする分には、
手続きは車検の継続更新時とほとんど変わりません。
- 車検証
- 納税証明書
- 自賠責保険証
- 認印
の4つを用意すれば良いんですが、車検切れを起こしているということは、
既存の自賠責保険証が無効になっている(自賠責保険の保険期間が失効している)はずです。
納税証明書に関しても、自動車重量税は車検時に支払うのが一般的なので、
既存の納税証明書は使用できません。
納税証明書と自賠責保険証は新たに発行してもらう必要があるんですが、
陸運局に行けば、どちらの書類でも発行できるように窓口が用意されているので、
車検証と認印、それと自賠責保険と自動車重量税のお金さえ用意しておけば、
出直しする必要はなさそうです。
軽自動車やバイクもルールはほぼ共通
一般車両じゃなくて軽自動車や、
車検の必要なバイク(250cc以上)
の車検も、ルールはほぼ同じです。
満了日1か月前から更新ができるし、
それ以前に前倒しで更新することも可能。
満了日過ぎた場合にも、
仮ナンバーを発行してもらえば、
車検更新手続きを進めることができます。
車検更新費用を安くするコツ
ディーラーや販売店から車を購入したら、
たいてい、車検更新の案内が送られてきます。
親切だなぁ~~と
思うかもしれませんが、
実際には車検の仕事が欲しいだけ、
という話をちらっとしましたね。
車検は実は、自動車業界では、
かなりのビッグビジネスになっていて、
車検の仕事の奪い合い
のような状態になっています。
しかもディーラーなんかは
顧客のつながりが太いことを利用して、
異様に高い費用で見積もりを出すのがほぼ確実。
そこでもっとも安く車検更新しようと思ったら、
陸運局まで自分で車を持ち込んで
自分で検査手続きをする
ユーザー車検がおすすめ。
車検代行手数料を
丸ごと節約することができ、
印紙などの最小限の出費で済みます。
検査に必要な道具も陸運局に一通りそろっていて、
係員に聞けばだいたいやり方を教えてくれるものの、
自分でやるのはちょっと不安だし
気が引けるのもわかります。
そこで、ユーザー車検以外のやり方で
車検費用を抑えようと思ったら、
車検の一括見積サイト
を利用するのがおすすめです。
一括見積サイトを使うと、
必要事項を入力した後は、
業者からの回答が出そろうのを待てばOK。
いちいち、整備工場を探したり、
聞いて回る必要がありません。
家でゴロゴロしながら、
業者の回答を見比べるだけです。
車検更新にあたっては、
業者ごとに費用以外にも
サービス内容も結構違うので、
ぜひ、見積もり内容を比較してみてくださいね☆