フレッツ光から光コラボへ転用した結果、
「こんなはずじゃなかった!」
ということが起きる前に!!
※光コラボとは、ドコモ光やソフトバンク光など、
フレッツ光から光回線(フレッツ回線)をレンタルして、
自社サービスとして提供している会社の総称です。
フレッツ光から光コラボへの転用では、
工事費が節約できるうえに、
光コラボの各サービス会社ごとに様々なキャンペーン・
キャッシュバックが用意されているなどのメリットが目立ちます。
転用することでほぼ確実に
フレッツ光を契約していた時に比べると、
毎月のネット料金を安くすることができるものの、
必ずしも、光回線の転用はメリットばかりではありません。
フレッツ光から光コラボへ
転用することで発生するデメリットも、
もちろん存在します。
フレッツ光から光コラボへの転用で、
具体的にどんなメリット・デメリットがあるのか?
転用するならばどの光コラボサービスが良いのか?
このページであなたの疑問を全て解決できます。
また、光回線の転用自体にこだわらなければ、
auひかり・nuro光という、フレッツ光回線とは異なる
独自の光回線サービスも選択肢の一つになります。
速度を重視するのか?料金をできるだけ抑えるのか?
などなど、自分のニーズに合わせて上手に
フレッツ光の転用先を選ぶようにしましょう。
関連ページ:フレッツ光途切れる|フレッツ光(光コラボ)が遅い!youtube見れない!
目次
フレッツ光から光コラボ転用メリット編
デメリットについて紹介をする前に、
まずはフレッツ光から光コラボへ転用する(乗り換える)と、
どんなメリットがあるのか?まとめて紹介します。
- 月額料金がほぼ確実に安くなる
- フレッツ光の解約違約金なし
- 光回線の開通工事が不要
- スマホとのセット割がある
- 請求をひとまとめにできる回線料金とプロバイダ料金
- サポート窓口を一本化できる
- お得なキャンペーンが豊富!
光コラボ転用で月額料金がほぼ確実に安くなる
たとえばNTT東日本のフレッツ光・戸建プラン(ファミリータイプ)、
下り1Gbpsの通信速度のフレッツ 光ネクストギガファミリー・スマートタイプ
を契約していた場合、
フレッツ光の利用料は5000円。
プロバイダがOCNだとプロバイダ料金が1100円。
合計で月額6100円(税抜き)がかかります。
引用元:NTT東日本 | サービス内容(戸建て向け) | フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ | フレッツ光
けれども、光コラボだと
フレッツ光回線の利用料とプロバイダ料金込みで、
- OCN光 5100円
- ビッグローブ光 4980円
- ドコモ光 5200円
- SoftBank光 5200円~
といった感じになり、フレッツ光契約と比べて、
月額料金をほぼ1000円安くできます。
フレッツ光マンションタイプの場合も同様に、
下り1Gbpsのフレッツ光ネクストギガマンション・スマートタイプで、
最大4900円ほど(フレッツ光利用料+プロバイダ料金)かかりますが、
光コラボにすることで、
- OCN光 3600円~
- ビッグローブ光 3980円
- ドコモ光 4000円~
- SoftBank光 3800円
と、やはり1000円前後は安くなります。
年間で考えると1万円は安くなり、
使い続ければ続けるほど、
フレッツ光よりもお得に光回線を利用できます。
光コラボ転用だとフレッツ光の解約違約金なし
先ほどの参考金額を算出する際の回線料金は
フレッツ光のの「にねん割」(2年契約による割引)を適用した金額です。
「にねん割」ならフレッツ光サービスの月額利用料がお得!FLET’S光で、光インターネットをはじめよう!光回線、Wi-Fi(無線LAN)、IP電話など【フレッツ光公式 | NTT東日本】
引用元:にねん割 | NTT東日本 | フレッツ光
フレッツ光回線の料金は割引適用前だと、
- ファミリータイプで5700円、
- マンションタイプで5200円
です。
フレッツ光を契約する際、
ほとんどの人がにねん割にしているらしく、
2年が経過する前に解約をしてしまうと、
通常は解約違約金が発生します。
さらに、2年経過していても、にねん割は自動更新なので、
契約更新月以外に解約した場合も、違約金が発生します。
契約更新月は利用期間満了月の翌月と翌々月の2か月間。
つまり2018年6月18日ににねん割でフレッツ光に契約をした場合、
2020年7月1日~2020年8月31日の間に解約しなければ、
解約違約金が発生します。
NTT東日本エリアだと、
- ファミリータイプ 9500円
- マンションタイプ 1500円
の解約違約金が発生してしまうものの、
フレッツ光から光コラボへ転用する場合に限り、
解約違約金が発生しません。
フレッツ光からケーブルテレビ、auひかり、nuro光など、
フレッツ光系ではない、別の光回線サービスへ切り替える場合には、
解約違約金を支払わなければいけません。
関連ページ:nuro光引越し違約金|auひかり・フレッツ光などの引越し解約違約金は?
光コラボ転用だと光回線の新規開通工事が不要
光コラボはフレッツ光の回線をそのまま流用するため、
新たに光回線を開通させる工事が不要。
わざわざ工事の立ち合いをしなくて良いですし、
初期工事費用を請求されることもありません。
※auひかりやnuro光に乗り換える場合には、
新規に光回線を開通する工事が必要になるし、
既存のフレッツ光回線の撤去工事も必要になります。
ただ、NTTの局舎内で転用切り替え工事が発生するので、
事務手数料(3000円)は発生してしまいます。
スマホとのセット割がある光コラボがある
光コラボに転用する最大のメリットは、
スマホとのセット割で月額料金をぐんと下げられる
点じゃないでしょうか。
たとえば、スマホをソフトバンクで契約をしていて、
フレッツ光からソフトバンク光に転用した場合、
「おうち割」を適用できます。
1回線ごとに最大10台まで
2000円割引をしてもらえます。
(最大2年間、データ定額30GBの場合)
戸建であれば、光回線の月額費用を
3200円
まで下げることができます。
同じように、ドコモユーザーならドコモ光、
auユーザーならSo-net光や@nifty光などを選ぶことで、
セット割を適用してもらえます。
光コラボ転用でネットの請求をひとまとめにできる
フレッツ光契約では、
- 回線料金(フレッツ光)
- プロバイダ料金
が別々に請求されていたはずです。
光コラボにすることで請求を一本化することができ、
毎月の月額料金を請求書1枚で核に陰できます。
スマホのセット割を利用することで、さらに、
スマホ料金の請求もひとまとめにできます。
光コラボ転用でサポート窓口を一本化できる
接続が不安定になったり、何か困ったことがあれば、
今まではフレッツ光とプロバイダで
別々の窓口となっていました。
そのため、プロバイダに連絡をしたら、
「フレッツ光の方へ相談してください。」
みたいに、たらいまわしをされることがありました。
光コラボにすることで窓口も一本化できるので、
困った時にサポートしてもらいやすくなります。
利用者としては、ネット接続が不安定になっているのが、
フレッツ光回線に問題が発生しているのか、
プロバイダのサーバーに障害が発生しているのか、
ほとんどわからないですからね。
サポートが一本化されるのは、意外と大きなメリットです。
光コラボ転用お得なキャンペーンが豊富!
フレッツ光は以前まで新規契約で
4万円のキャッシュバックをしてもらえるなど、
手厚いキャンペーンがありました。
けれども、今はキャッシュバックは0円が当たり前で、
高くても5000円ほどしかキャッシュバックしてもらえません。
それに対して光コラボの方は
キャンペーン・キャッシュバック共に充実しています。
キャッシュバックが1万円を超えるのは当たり前、
さらに、キャッシュバックを受け取るために面倒な手続きが不要で、
短期間のうちに、指定の口座に振り込んでもらえたりします。
逆に言うと、auひかりやnuro光のキャッシュバックキャンペーンを利用して、
乗り換える場合には、キャッシュバックの受け取り方法について、
しっかりと確認しておいてくださいね。
有料オプションにいくつも申込みしなければいけなかったり、
キャッシュバックを受け取るために煩雑な手間が必要になったり、
契約後、12か月経過しなければキャッシュバックの申請ができないなど、
キャッシュバックをわざ受け取りにくくしているあくどいケースもあります。
フレッツ光から光コラボへ転用する際には、
悪意に満ちたキャンペーンはほとんどないので、
キャンペーンを絶対に利用すべきです。
代理店と回線業者のキャンペーンで二重取り!
キャンペーンをお得に活用するためには、
回線業者に直接申し込みをするよりも、
販売代理店を通じて申し込むのが良いですよ。
回線業者自体のキャンペーンに加えて、
代理店が用意してるキャンペーンも利用できるからです。
例えて言うならば、フレッツ光・光コラボが家電メーカーで、
販売代理店は、ビックカメラやヤマダ電機などの電気屋さんです。
光回線の契約では、代理店が無数に存在していて、
それぞれが独自のキャンペーンを用意しています。
そのせいで月額料金もキャンペーンも
わかりにくくなっているのが現状です。
このブログでは、数ある代理店の中から、
お得に転用できる代理店も紹介していますよ。
フレッツ光の光コラボ転用デメリット編
フレッツ光から光コラボへ転用するにあたって、
料金をほぼ確実に安くできるのが一番のメリット。
では、それに対してどんなデメリットがあるのかというと、
- 複数年縛りの契約が再度スタートする
- 速度が不安定になることがある
- 移行期間がが長引くことがある
- フレッツ光のメンバーズポイントが消滅する
- プロバイダの引継ぎができない場合もある
- プロバイダの2重契約できない
- 代理店の勧誘詐欺が多い
といった点があります。
複数年縛りの契約が再度スタートする
光コラボの契約をする場合、
2年契約がほぼ前提となります。
毎月ごとの契約だと、料金的にかなり割高になり、
フレッツ光から転用するメリットがなくなります。
しかも2年ごとに自動更新となるため、
更新時期の約1ヶ月ほどを除くと、
解約時に違約金が発生してしまいます。
もし、引っ越しする予定があったり、
すでに引越しすることが決まっていたら、
引越し先に移ってから転用手続きを進めるのが良いですね。
速度が不安定になることがある
光コラボに転用した結果、回線速度が遅くなったり、
接続が不安定になることがあります。
光コラボは結局、光回線版のMVNOなので、
契約した光コラボの会社で十分なフレッツ光のインフラを
確保できていないこことがあります。
関連ページ:光回線遅い原因|光コラボで通信速度が遅い!auひかりのvdslが遅い!
契約者の人数増加に対して、
光コラボ業者の設備が追いつかなくなってしまうと、
速度に問題が発生することが多いです。
実際にOCN光に転用してみたものの、
回線速度がメチャクチャ遅くなってしまい、
一時期はかなりクレームの嵐だったようです。
現在のところ、OCN光をはじめ、
光コラボへ転用する人がかなり落ち着いてきたので、
回線速度がひどく悪化するケースは減っているようです。
関連ページ:光回線のlanケーブル選び方|光回線の通信速度低下を防ぐlanケーブル選び方
光コラボ転用の移行期間が長引くことがある
契約申し込み者が多くなればなるほど、
手続きがなかなか進まず、転用が完了するまでに、
かなりの期間、待たされることがあるようです。
申し込みの混雑はだいぶ落ち着いてきたようですが、、、
最大で1ヶ月くらい待たされることはあるようです。
光コラボからフレッツ光に戻すのが大変
「ユーチューブもまともに見れなくなってしまった!」
そんな不満を感じるくらい回線速度が落ちてしまった場合。
フレッツ光に戻そうと思っても、
契約変更手続きがかなり面倒なことになります。
光コラボに対して解約申し込み&手続きをして、
改めてフレッツ光に新規契約しなきゃいけないからです。
場合によっては、フレッツ光の再工事が必要となるので、
初期工事費用まで発生。
フレッツ光から光コラボへの転用は
片道切符の一方通行となっていると思ったほうが良いです。
フレッツ光のメンバーズポイントが消滅
フレッツ光だとメンバーズポイントをためることができました。
フレッツ光から転用すればもちろん、
メンバーズポイントが消滅するので、
残っているポイントは何かに使っておくようにしましょう。
プロバイダの引継ぎができない場合もある
たとえば、ソフトバンクで携帯の契約をしていて、
セット割の「おうち割」を利用すべく、
ソフトバンク光で申し込みをする場合。
プロバイダはYahoo!BBしか選択できません。
光コラボによって選べるプロバイダが異なっていて、
必ずしも、現在利用しているプロバイダを
引き続き使えるわけじゃありません。
プロバイダが変わることで
メールアドレスももちろん使えなくなってしまいますが、
メアドだけ契約できるオプションサービス(約300円)もあります。
プロバイダの2重契約できない
フレッツ光の場合、
2つ以上のプロバイダと同時に契約ができました。
たとえば、OCNとso-netの2つでプロバイダ契約をして、
OCNの回線速度が安定しない場合、
so-netに切り替える、といった使い方ができます。
光コラボの場合、ドコモ光などでプロバイダを選べるものの、
2つ以上のプロバイダと同時契約できません。
光コラボ代理店の勧誘詐欺が多い
光回線の代理店になるためには、
特別な資格や条件、試験などは一切なくて、
極端に言えば、連絡が取れる電話回線が1本あるだけで、
誰でも代理店になれてしまうようです。
そのため、最初から詐欺目的で
代理店を始めるケースが多いらしく、
消費者庁にもたくさんの報告が寄せられています。
特に多いのが、高額キャッシュバックで勧誘しつつ、
実は有料オプションをいくつも勝手に契約させられるパターン。
代理店というのは、回線業者から、
- 回線契約1件で5万円
- ひかり電話10件で10万円
- 無線オプション15件で20万円
みたいな感じで、販売奨励金(キックバック)を
もらえる仕組みになっているんです。
※ここで挙げた金額はあくまでもイメージです。
勧誘詐欺が頻発しているのは、
- 電話営業
- 訪問営業
の2つ。
フレッツ光から転用を考えているからといって、
電話と訪問で勧誘してくる販売代理店には気を付けましょう。
光コラボサービスの正しい選び方
フレッツ光からどの光コラボにするのが正解なのか?
これが答えだ!と一つに決めることはできないものの、
少なくとも、キャンペーン・キャッシュバックに踊らされず、
良心的な代理店から申し込みをするのが良いです。
強いてあげるならば、
自分のスマホ契約でセット割引が適用できる回線業者の代理店から、
申し込みをするのが良いんじゃないでしょうか。
- ドコモならドコモ光、
- ソフトバンクならソフトバンク光、
- auならso-net光、@nifty光
です。
ちなみに、ソフトバンク光だと、
開通してから8日まではクーリングオフを適用できます。
回線速度などで我慢できない問題が起きてしまった場合、
違約金を負担させられることなく解約ができますよ。
光コラボ転用じゃないけどauひかり・nuro光もおすすめ
月額料金や手続きの手間を考えると、
転用するのが手っ取り早いです。
ただ、フレッツ光だと回線速度に不満があって、
もっと安定して速い速度を望むのであれば、
転用ではなくて、フレッツ光とは別回線の光回線サービスを選ぶのが良いです。
具体的には、
- auひかり
- nuro光
はそれぞれ、フレッツ光とは別の回線を持っていますから、
フレッツ光と光コラボの契約者数で速度が下がることなく、
比較的、安定したスピードを確保できますよ。
関連ページ:nuro光申し込みのおすすめは公式?お得なキャンペーンは?
フレッツ光の光コラボ転用手続き
フレッツ光から転用する際にどんな流れで手続きが進んでいくのかというと、
- 転用承諾番号を取得
- 光コラボの申し込みフォーム記入
- 光コラボの開通確認
といった流れになります。
1.転用承諾番号を取得
NTT東日本またはNTT西日本へ連絡をして、
転用承諾番号というのを発行してもらいます。
その際、契約者情報を聞かれるので、
- フレッツ光のID
- ひかり電話番号
- 契約者情報
- 転用承諾番号を通知するメールアドレス
などを用意しておきましょう。
NTT東日本の連絡先
- 電話:0120-140-202
インターネットから:https://flets.com/tenyou/
(受付時間 8:30~22:00 土日・祝日も営業(年末年始を除く))電話:0120-140-202
(受付時間 9:00~17:00 土日・祝日も営業(年末年始を除く))
NTT西日本の連絡先
- 電話:0120-553-104
インターネットから:http://flets-w.com/collabo/
(受付時間 7:00~25:00 土日・祝日も営業(年末年始を除く))電話:0120-553-104
(受付時間 9:00~17:00 土日・祝日も営業(年末年始を除く))
2.光コラボの申し込みフォーム記入
光コラボに申し込みをする際、
たいていの優良代理店では、
ネットから手続きを済ませることができます。
その際、1で取得した転用承諾番号のほか、
必要項目を入力すれば手続き完了。
折り返し、回線業者から連絡が来て、
新規契約のための書類などが送られてきて、
契約切り替えの具体的な日にちが決定します。
光コラボの開通確認
月額料金の支払い方法(カード払いや口座引き落としなど)を決めるなど、
書類上の手続きが一通り完了すれば、
契約切り替え日に光コラボが開通します。
事前に光コラボからONUなどの接続機器が送らてくるはずなので、
説明書通りに設置しておきましょう。
一般的には、契約切り替え日にはすでに開通していることが多いものの、
場合によっては契約切り替え日の夜遅くになってようやく、
ネット接続が開通することもあります。
翌日になってもネット接続できない場合には、
サポートセンターに問い合わせをしてみましょう。
ちなみに、フレッツ光契約の時に利用していた機材は、
基本的にレンタル品のはずなので、返送する必要があります。
返送しなかった場合、連絡機器の料金だけ毎月請求されかねないので、
無駄なお金を払い続けないためにも、さっさと返却してしまいましょうね。