札幌土産で定番といえば、
- 白い恋人(石屋製菓)
- ロイズの生チョコ
- マルセイバターサンド
- 夕張メロンピュアゼリー
- 有名ラーメン店のレトルト
- じゃがポックル
- 各種海産物(蟹、ほっけ、ホタテ…)
あたりじゃないでしょうか。
ちょっと札幌について知識があれば、
- ガラナ
- リボン・ナポリン
- 鮭トバ
- わかさいも
- トウキビチョコ
- 三方六
- 海鮮おかき
なども出てくるかもしれませんね。
ここに揚げたものは確かに上手いし、お土産に持っていくと、確実に喜んでもらえるのばかり。
ただ、定番であるがゆえに、
以前にもらったことがある可能性も高く、
「なにこれ!?」みたいな驚き感は希薄。
そこで、札幌土産でレアといえるモノをピックアップしてみました。
生まれてから25年近く札幌で過ごした僕が、
子供のころから実際に食べてきたものを中心に、
お土産で驚き&喜んでくれたものを厳選しましたよ。
目次
コマイ(氷下魚)
カンカイ(寒海)と呼ばれることもあります。
タラの一種らしいんですが、お酒のお供として抜群のうまみを秘めています。
カラカラに干した氷下魚と、生干しの氷下魚があるんですが、生干しの方は、軽くあぶって食べるタイプになります。
カラカラに干した氷下魚は、木の様にカチコチに硬くなっています。
場合によってはトンカチで砕くように皮と骨をはがしていかなきゃいけないほど、食べるのが大変です。
カラカラ干しの氷下魚を食べるときには、身をはがすのにあまりにも一生懸命になってしまうので、カニを食べるときと同様に、ちょっと無口になりがちなのが玉にきず。笑
ちなみに、氷下魚はそのまま食べてもすごくおいしいんですが、おすすめの食べ方は、マヨネーズに七味唐辛子をかけて、ディップして食べること。
お酒の飲み過ぎに注意です。
そういえば、北海道のお酒(地酒)ってなんだろう?って考えると、
これと言って思い当たるものがないんですよね。
鍛高譚やジャガイモ焼酎、北の誉(日本酒)なんかもありますが、
道産子としては、あまり北海道のメジャーなお酒という感覚はありません。
カツゲン
「活力の源」を略して活源→カツゲンとなったらしい飲物。
ヤクルトのような、マミーのような味わいの乳酸菌飲料です。
子供の時に北海道に住んでいたことがあれば、まず間違いなく飲んだことがあるはず。
値段も500mlパックで100円くらいなので、手ごろな値段になっています。
甘すぎず、すっぱすぎず、朝食の時にでも飲めて、親としても安心して子供に飲ませてあげられます。
真夏のひどく暑い時期に、カツゲンを北海道から持ち帰るのはちょっと気が引けるものがありますが、冷凍しちゃえば何とかなりそうな気がします。
べこ餅
「餅」という名前がついていますが、これが本当にもちなんかどうか、ちょっと不安を感じるお菓子。
確かに触感はもちもちなんですが、とにかく甘い。そしておいしい。
そしてなぜか、べこ餅は葉っぱの形があしらわれていて、抹茶風味(ヨモギ風味?)と黒砂糖風味の2種類が定番です。
というか、この2種類以外のバリエーションを生まれてから一度も見たことはありません。
もっちもちなので、まだ歯が生えそろっていない小さな子供に食べさせるのは辞めておいたほうが良いかも。
カステーラ
北海道では4つくらいが1セットになって売られていることが多く、こちらも子供のおやつの定番として、今もなお売られ続けています。パッケージデザインも僕が子供のころからずっと変わっていない!
北海道の子供たちにとっては、このカステーラこそが、カステラだと思っています。
本格的なカステラを食べたときの、あの、「俺が今まで食べてきたカステラは偽物だったのか!?」という衝撃は、おそらく死ぬまで忘れることはないともいます。
高級カステラはすごくしっとりしていますが、カステーラはぱっさぱさです。1本食べるだけですぐに口の中がカラカラになります。
ただ、その状態で口に牛乳を流し込むと、カステーラの甘みも程よく中和されて、例えようもない幸福感に包まれること間違いなしです。
子供のころはよく、1パック(4つ)を全部一人で食べて、母親に何度も叱られました。
けど、怒られたって良い!って思うくらい、後を引くおいしさがあります。
やきそば弁当
セイコマ(セイコーマート)にも、その辺のスーパーにも普通に売られているインスタント焼きそばです。
全国的にはぺヤングとかUFOが有名だと思いますが、北海道ではさっぱり見かけることはなくて、それはおそらく、焼きそば弁当の人気に勝つことができないからじゃないかと思われます。
やきそば弁当に関しては、確かに上手いんですが、別にずば抜けて上手いわけじゃありません。
ただ、北海道の人ならば、何十食・何百食と食べてきたはずのインスタント焼きそばなので、口になじんでいます。
付属でスープの素もついていて、こちらも大変な人気です。兄弟で焼きそば弁当を分けるときには、面の量でケンカをするだけじゃなくて、どっちのスープが多いか?でも、激しい争いが起こります。
南光園ホルモン
僕は今でこそ、ホルモン大好き人間なんですが、実は高校3年くらいまで、「ホルモンは人間の食べるものじゃない。」と思って生きていました。
記憶にはないんですが、おそらくは、小さいころにホルモンを食べたら、それがひどくまずかったんでしょうね^^;
そんな僕のホルモン嫌いを一変させてくれたのがこれ。南光園ホルモン。
「南光園」も、北海道民(札幌だけかな?)なら誰もが知っている焼肉屋さん。
本店は札幌駅から2駅離れたJR琴似駅の高架下にあったと思うんですが、移転したようで今は松尾ジンギスカンが入っていました(2017年6月現在)。
マギー司郎が出演していた南光園のCMは、北海道民ならだれもが目にしたことがあるはず。
マギー司郎 :「札幌で、安くてうまくてボリューム満点の焼肉屋さんってどこ?」
南光園社長(?):「うちですようち、南光園」
という、ぎこちないやり取り。youtubeに動画がないか探してみたんですが、残念ながら発見できず。
北海道では意外とホルモンも有名みたいで、種類も豊富にあるんですが、南光園ホルモンはコスパも良いです。
100グラムで150円くらいの価格帯なので、非常にリーズナブルです。
関連ページ:サッポロビール園のガーデングリルで個室ジンギスカン|ホールの違いは?
成吉思汗たれ
「成吉思汗」とは「ジンギスカン」と読むらしい。その名の通り、ジンギスカンをするときに、まず間違いなく使われるたれになります。
ただもちろん、普通の焼肉にだって使えますよ。
我が家では、野菜・肉炒めをするときには成吉思汗たれを使うことが多いです。
意外と万能調味料として活躍してくれます。
ちなみに、アレンジ方法もいろいろあって、
- 玉ねぎを絞る
- 林檎を絞る
といった感じにすると、また違った味わいになっておいしくなりますよ。
ピュアホワイト(トウモロコシ)
品種改良によって生まれた新しいトウモロコシです。このトウモロコシの最大の特徴は、とにかく甘い!ことです。感動する甘さがあります。
なにか、甘いお菓子を食べてるんじゃないか?と感じるくらいの甘みがあって、なんと、生のまま食べても甘いんです。
もちろん、ゆでて食べることもできるんですが、せっかくなら生の食感を味わってもらいたい。
ピュアホワイトが出荷されている時期は7月くらいとかなり限定されている上に、1本当たりの値段が300円近くするので、決して安くはありません。けれども、ぜひ食べてもらいたいトウモロコシです。
ピュアホワイトは、札幌市内のお土産屋さんで並んでいることもありますが、できれば、郊外に行って、ピュアホワイトを栽培している農家が路地販売しているものを買うと良いですよ。
農家さんによると思いますが、その場でかなり大量に試食をさせてくれたり、帰る日にちに合わせて収穫して、農家さんの方で出荷手配までしてくれたりします。
ちなみに、北海道ではトウモロコシのことを「とうきび」と言ったりもします。
夏に北海道に行けば、札幌にある大通り公園では「とうきび」と書かれた屋台が、立ち並んでいるのを良く見かけるはずです。
ハッカ油
北海道では様々な作物が栽培されている一大農産地ですが、
北見~網走地方(旭川から東)でハッカの栽培が盛んにおこなわれています。
ハッカと言えばあのスースーするミントフレーバーが特徴的ですが、
ハッカからは油も搾ることができて、ハッカ油というのが商品化されています。
このハッカ油が意外といろんな方法で活用することができるので、
お土産として渡すと喜んでもらえそうです。
たとえば、
虫除け(ゴキブリを含む)
お風呂の冷涼感アップ
といった用途で使えます。
関連ページ:
ハッカ油で洗顔・耳掃除|暑さ対策や口臭にもハッカ油は効果抜群
ハッカ油虫除けスプレー効果は強力?ハッカ油虫除けスプレーの作り方は?
札幌スタイルのオリジナルグッズ
札幌土産が買える穴場と言えるのがステラプレイス6Fにある
札幌スタイルショップ。
札幌発の地域ブランド「札幌スタイル」認証製品を取り扱っていて、
ココでしか買えないものばかりです。
スキンケア商品から雑貨、アクセサリーやクラフト製品など、
バリエーションも豊富で、デザインもかわいらしいものばかり。
女性や子供向けのお土産を選ぶなら、
札幌スタイルに足を運んでも時間の無駄にはなりません。
お店自体は「お土産ショップ」という位置づけだと思うんですが、
本当に穴場的な場所にあるので、ほとんど人もいないので、
ゆっくりとお土産選びができますよ。
スーパーで買える毛ガニ・海産物
海産物は新千歳空港でもいろいろ売られていますが、観光客向けの価格になっていますよね。
目が飛び出るような価格で毛ガニやらウニやらが売られていますが、別に高いお金を払わなくたって、スーパーに行けば、新鮮な魚介類がかなりリーズナブルに販売されています。
たとえば、北海道産のタコが100グラム当たり170円くらいで普通に売られています。
タコというと「モーリタニア産」が良くスーパーに並んでいて、値段は200円を超えるのが一般的。
国内産でなおかつ、値段も安いですから、自分用のお土産にするか、家に友人が遊びに来た時のもてなし料理には良いんじゃないかと思います。
蟹も、タラバガニより毛ガニの方が個人的におすすめです。魚屋をやっていた祖母も「蟹の中では毛ガニが一番!」といつも言っていました。毛ガニの方が身が繊細で甘み・うまみが強いと思います。
そんな毛ガニも、北海道のスーパーだと1杯1000円売られているところを良く見かけるんですよ。特売で1000円になっていたり、売れ残って値引きされて1000円になっていたり。
もしくは、解体された毛ガニがまとめられて、やはり1000円くらいで売られているので、新千歳空港で高いお金を払うよりも間違いなくずっとお得です。
ただ問題は、どうやって持って帰るか?ですよね。
生鮮食品ですから、かなり厳重に温度管理しないといけません。
しっかり保冷できるバックを持っていき、保冷剤もできるだけたっぷり入れたほうがよいでしょう。
ちなみに、我が家でスーパーで買ったタコと生干し氷下魚を冷凍させて、
保冷剤とタオルでくるんで持ち帰ってみたところ、東京まで無事に持ち帰ることができました。
身の詰まった生干しほっけ(東京で買おうと思ったら、おそらく1枚500円以上はしそう)が、1枚あたり300円で売っていて、買おうがどうか悩んだんですが、もし傷んでしまったら嫌だなと思って断念。結果的に買って行っても良かったみたいです^^;
札幌土産を買うおすすめの場所
札幌土産の定番を買うのであれば、新千歳空港でも十分すぎるほどですよね。
けれども、ここで紹介してきたレアなお土産を買おうと思ったら、
新千歳空港だと見つからない可能性が高いし、何よりも値段が無駄に高い。
札幌土産を買う場所として、個人的におすすめなのは、やはりスーパーです。
特に、昔から愛されているものは、やはり、お土産としてプレゼントして失敗することはほとんどありません。
北海道のスーパーといえば、
- ラルズマート
- ビッグハウス
- ホクレンショップ
あたりが、北海道限定のチェーンじゃないかと思います。
他にも、
- 生協(セーキョー)
- イオン(ジャスコ)
- イトーヨーカドー
などのチェーンも普通にあるので、ぜひ、お土産を買う時間を作って覗いてみてください。
関連ページ:札幌から小樽はJRが時間・料金でベスト