インフルエンザになった時、水分補給は大切です。
大量に汗をかいたり、
下痢や嘔吐で水分が奪われることがあり、
脱水症状を招くことは絶対に避けなければいけません。
ただ、水分補給と言っても、
水道水をガバガバ飲めば、
それでよいというわけじゃありません。
いくつか注意しなきゃいけない点があって、
インフルエンザ中の素分補給のポイントをまとめてみました。
関連ページ:【 インフルエンザと汗】解熱後の治りかけで寝汗や汗だくになる原因
目次
インフルエンザの下痢や嘔吐で電解質バランスが崩れている場合
インフルエンザはのどや鼻などの粘膜に
ウイルスが付着して増殖します。
そのため、のどの痛みやひどい鼻づまりを
起こすことが多いんですが、ウイルスが胃まで落ちて、
下痢・嘔吐・胃痛を起こすこともあります。
関連ページ:インフルエンザ解熱後も頭痛や吐き気|インフル解熱後も気持ち悪い・めまいが続く…
この場合、水分だけじゃなくて、
体のミネラル分(電解質)も一緒に
体の外に追い出してしまいまいます。
ミネラルのバランスが崩れてしまったり、
必要なミネラルが不足することによって、
インフルエンザの回復が遅くなったり、
違う病気を招きやすくなってしまいます。
単純に水を飲むようにするんじゃなくて、
後で説明するように、ミネラル分も一緒に
補給できる飲料を飲むのが良いです。
主なミネラル成分として、
5大栄養素と呼ばれるミネラルがあります。
- カリウム・・筋肉や心臓の収縮、神経伝達など
- ナトリウム・・体の水分量や浸透圧・血圧の調整、神経伝達など
- マグネシウム・・歯や骨を作る、筋肉収縮、酵素活性化など
- カルシウム・・歯や骨を作る 、神経伝達、筋肉の収縮、血液凝固など
- クロール・・体の水分量や浸透圧の調整、胃酸分泌など
※浸透圧・・細胞が生存しやすい環境を保つ役割
ちなみに、これらのミネラル成分というのは、
身体に補給をすればすぐに吸収されるわけではありません。
吸収されてから体内に循環するまでに時間がかかるので、
症状が辛くなってからミネラル補給をするのではなくて、
インフルエンザだと診断されたらミネラルを意識して補うようにしましょう。
水分補給でインフルエンザが早めに治るわけじゃない
ちなみに、水分をたくさん飲めば、インフルエンザは早く治るのか?
というと、そんなことはありません。
体の免疫力によってウイルスが蹴散らすまでは、
インフルエンザは治りません。
水分不足によって免疫力が下がってしまうと、治るのが遅くなるだけです。
水分はお茶・ポカリ・OS1等が良い
インフルエンザにかかって
水分が奪われているときには、
- お茶
- ポカリスエット
- OS1
と言った飲み物を飲むようにするのが良いです。
お茶にはカテキンという
殺菌効果のある成分が含まれています。
インフルエンザウイルスにも
ちょっとは効き目が期待できます。
ポカリスウェットやアクエリアスは運動中に失われた水分だけじゃなくて、
ミネラル分も補給するために設計されたイオン飲料です。
インフルエンザ中の水分不足にはピッタリです。
そしてOS1も、熱中症対策として飲まれることが多いですが、
ポカリと同様にミネラル分もバランスよく含まれているので、
インフルエンザ中に飲むようにすれば、
電解質バランスが乱れるのを防いでくれます。
インフルエンザで食欲がなく水も吐く場合
食欲がわかないうえに、水まで吐いてしまう場合、
無理に水分をとろうとすると、
逆に胃腸に負担をかけることになります。
1~2日くらいは様子を見て、
それでも吐き気が収まらない場合には、
病院で診てもらうようにしましょう。
インフルエンザで免疫力が下がっているところに、
ノロウイルスやロタウイルスなどにも感染しているかもしれません。
関連ページ:インフルエンザで食欲戻らない?逆に食欲旺盛?どういう症状?
インフルエンザでは保湿も大切
インフルエンザウイルスは、乾燥した空気を好みます。
私たちの鼻や気道の粘膜表面には、
線毛という小さな毛があるんですが、
本来であれば、ウイルスや雑菌が、
体の内側に入るのを防いでくれています。
しかし、水分不足になることで、
線毛の働きが鈍ってしまい、
ウイルスが体の中に入りやすくなります。
空気が乾燥することでウイルスが活発になってしまいますし、
体の中に侵入するリスクを高くしてしまうので、
マスクをして口や鼻の乾燥を防ぐほか、室内の湿度も高めにしましょう。
最低でも湿度は60度くらいは、キープしておくことが理想です。
関連ページ:マスクの裏表|マスクのプリーツ上下は?ツルツルは裏表のどっち?
インフルエンザの予防効果がある水分量
インフルエンザにかかる前、どのくらいの水分量を飲んでおけば、
予防効果があるのかというと、体重を目安に考えると良いです。
体重を30で割った分が、1日に必要だと言われている水分量。
60キロの場合には2リットル。
45キロの場合には1.5リットル。
最低でもこのくらいは必要になるので、
インフルエンザが流行している間は、
少し多めに水分ととるようにするのが良いです。
ちなみに、水分補給による予防効果を高めるなら、
冷たい水を飲むよりも温めた水のほうが良いです。
水によって下がった体温を高めるために、
体が余計なパワーを使いますので、その分、
インフルエンザにかかりやすくなってしまうからです。
また、ツイッターの口コミによれば、こまめに水分補給をして、
ウイルスが一か所に15分以上とどまるのを防ぐようにすれば、
インフルエンザなどの予防効果に高くなるようです。
※効果には個人差があります。
喉についたウィルスや菌は気管に入る前に胃に流し込んでしまえば死滅する為15分毎に水分を摂ると風邪やインフルを予防できると知り、職業柄人混みウィルス蔓延の中働いている私は仕事中15分毎に水やお茶を2口ほど飲んでいる。これを実行してから2年近く一度も風邪を引いてない。小まめに摂取がポイント
— AMY(エイミー) (@emisakuau) 2018年12月19日