インフルエンザと喉の腫れ|喉が腫れる原因はインフルの予防接種?対策は?

インフルエンザに罹った時に、
現れやすい症状の一つが喉の腫れやのどの痛みなど、
喉に関わる症状。

喉の腫れがそれほど気にならずに治ることもあれば、
食事をするのもしんどいほど喉が痛くなってしまうこともあります。

インフルエンザと喉の腫れ・痛みには
どんな関係があるんでしょうか?

喉が腫れる症状が続く場合には、
どんな風に対処するのが良いんでしょうか?

インフルエンザで喉が腫れる原因

インフルエンザになると喉が腫れるのは、
ウイルスがのどの粘膜に張り付くからです。

インフルエンザウイルスは
のどや鼻、目など粘膜のある場所なら、
どこでも繁殖して炎症を起こしてしまうんです。

粘膜が炎症されるだけじゃなくて、
粘膜が破壊されるようなレベルになると、
腫れるだけではなく痛みも伴うようになります。

炎症の範囲が気管支の方まで広がれば、
声がかすれるようになるし、せきやたんが目立つようになります。

関連ページ:インフルエンザ目の充血|目の奥痛いのはインフルの頭痛が原因?

インフルエンザと風邪との違い

インフルエンザは風邪とは違って、
感染してから発症までの期間が非常に短いのが特徴です。

人ごみにほとんど出ない人が、
たまたま人の集まるときに出かけて、
その時にインフルエンザにかかった場合、
計算してみたらつじつまが合いやすいんです。

風邪に比べてインフルエンザの症状は強烈で、
高熱が出るし喉の腫れも痛みもひどくなりがちです。

肺炎にもなりやすいので、インフルエンザかな?と思ったら、
早目に病院で診てもらうようにしましょう。

インフルエンザの喉の腫れの対処法

インフルエンザによる喉の腫れには
どうやったら対処すれば良いのかというと、
色んな方法があります。

自分のできる範囲・やりやすい範囲で、
複数の方法を併用するのが良いですよ。

マスクで対策

最も基本となるのがマスクです。

インフルエンザウイルスは、乾燥すると繁殖しやすくなってしまうので、
マスクをして口から喉にかけて、湿度を高く保つようにしましょう。

関連ページ:マスクの裏表|マスクのプリーツ上下は?ツルツルは裏表のどっち?

 お茶でうがいする

お茶には「カテキン」という
殺菌効果のあるポリフェノール成分が含まれています。

お茶をそのまま飲んでも良いですし、
喉元でガラガラとうがいをして、
ウイルスと一緒に吐き出しても良いです。
お茶の種類は、特に問わないので、

  • 緑茶
  • 紅茶
  • ほうじ茶
  • 番茶
  • ウーロン茶

など、普段飲んでいるものでOKです。

はちみつ・のど飴

はちみつには滋養強壮効果のほか、
抗菌・抗炎症作用もあります。

さらに過酸化水素という
強力な殺菌効果のある成分も含まれているので、
風邪を引いたときにはピッタリなんです。

紅茶に混ぜて飲んでも良いですし、
スプーン1~2杯分を直接舐めて、
その後に水を飲んだりのも良いです。

のど飴・水分補給

喉を乾燥から守るという意味で、
のど飴をなめるのも喉の腫れを
抑える効果が期待できます。

また水分もこまめに摂るようにするのも、
喉が乾燥させないために効果的です。

粘膜を潤った状態を維持できれば、
痰を出しやすくできるので、
ウイルスを体から追い出しやすくなります。

関連ページ:インフルエンザの水分補給の目安!お茶やポカリは?予防は?

イソジン、桔梗湯等を使う

イソジンは飛沫感染を防ぐのはもちろん、
のどが痛いときには乾燥を抑える効果もあります。

ツムラ漢方桔梗湯 (ききょうとう)は、
薬局でも手軽に入る薬で、
のどの痛みにかなり効くと言われている薬です。

インフルエンザにかかっている最中でも
安心して飲める薬の一つです。

インフルエンザ予防接種で喉が腫れる?

インフルエンザの予防接種の副作用で、
まれに喉が腫れることがあります。

他にも、

  • 首を動かすと痛い
  • 目の奥に痛みを感じる
  • めまいや吐き気がする
  • 咳がひどくなった
  • 腰が痛くなった

まだ熱が出ているわけでもないのに、
こんな症状が起きた場合には、
病院でまた診察を受け直してください。

関連ページ:インフルエンザで膝が痛い|インフル解熱後も足膝の痛みが続く原因は?

ちなみに、予防接種によって、
何かしらの副作用が起きてしまった場合には、
予防接種健康被害救済制度という制度を利用できます。

自治会から給付を受けることができるので、
書類の提出方法などこちらから確認してください。

参考:
厚生労働省:予防接種健康被害救済制度

インフルエンザ陰性なのに喉が腫れる?

インフルエンザの検査では陰性だったのに、
喉が腫れる場合もあるんですが、考えられるケースは2つあります。

検査を受けるのが早すぎた

インフルエンザを発症してから、
検査を受けるまでの時間が、あまりにも早かった場合。

検査薬では陰性と出てしまうことがあります。

インフルエンザ検査を受ける場合、
最低でも12時間は開けなければいけないと言われています。

扁桃腺炎になっている

インフルエンザやその他の病気や感染症
(ロタウイルスなど)にかかっていて、
免疫力が低下しているときに、
別のウイルス・細菌に二次感染しやすくなっています。

扁桃腺に白いぶつぶつができるので、
診察を受けるとすぐにわかるんですが、
今はうがい薬でもすぐに楽になります。

病院に行けば、
細菌感染であれば抗生物質
ウイルス感染であれば抗炎症薬
を処方してもらうことができます。

扁桃腺は放っておくと、
蕁麻疹を起こすこともあるので、
普段感じる喉の腫れよりもずっと重いときには、
さっさと病院で診てもらったほうが良いですよ。

関連ページ:インフルエンザの抗生剤(抗生物質)併用|禁忌のインフル抗生剤は?

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