高熱を伴うインフルエンザの副作用として、
意外といろんな症状を起こすことがあります。
目の充血や目の奥に痛みを感じるのも、
インフルエンザの副作用でありがちな症状の一つ。
目の奥の痛みがなぜ起きるのか?
なぜ目の充血が起きるのか?
インフルエンザが目の周りに起こす
症状の原因などについて詳しく調べてみました。
目の奥の痛みが起きる主な原因について紹介した後、
目の充血に関する情報をまとめています。
目次
高熱による頭痛の副作用が目の痛みの主な原因
インフルエンザで目の奥の痛みを感じるのは、
高熱による頭痛が広範囲に広がるせいで、
目の周りまで痛く感じることがあります。
横に視線をずらすなど眼球を動かすと
痛みを感じることが多いのですが、
頭痛を起こす原因が眼窩神経も刺激を与えて、
目の奥の痛みを悪化させているケースもあります。
目を動かすのは極力避けるために、
テレビやスマホを見るの避けましょう。
ただいずれにしても、頭痛が主な原因ですから、
インフルエンザの頭痛が和らいでいくにしたがって、
目の奥の痛みも和らいでいきます。
目の周りを冷やして応急処置
眼窩神経が刺激されて炎症を起こしている場合も含め、
頭痛が原因の場合には目の周りを冷やしてあげると、
痛みが和らぐ可能性があります。
また目の周りだけじゃなくて頭も冷やすことで、
頭痛を抑えられる可能性があります。
関連ページ:インフルエンザ解熱後も頭痛や吐き気|インフル解熱後も気持ち悪い・めまいが続く…
目の周りの筋肉痛による目の痛み
インフルエンザ特有の症状として、
筋肉痛や関節痛(節々の痛み)が起きます。
目の周りにも筋肉がもちろんありますから、
それが、目の奥が痛み様な感覚につながると考えられます。
関連ページ:インフルエンザで首が痛い|インフルで首や節々が痛い原因と対処法
現代人は目の奥が痛みやすい?
私たちは普段から目を酷使する機会が増えています。
筋肉の働きが衰えている分、
インフルエンザの影響も受けやすくなってしまいます。
そのため、慢性的な眼精疲労を抱えていることが多く、
それが目の奥の痛みを感じやすしたり、
痛みを強く感じやすい原因になっています。
インフルエンザ中だけでもできるだけ、
スマホをいじったりはせず、目を休ませてあげましょう。
目の疲れをいやすなら、なごみアイという
目のサプリメントがオススメですよ。
副鼻腔炎による目の痛み
インフルエンザになると、
最初のうちは水のような鼻水から始まり、
治りかけになるとドロっとした鼻水に変わります。
鼻水がドロっとするのは、体内に入った細菌やウイルスを
白血球が捕捉した結果です。
白や黄色がかって見えるのは、
白血球の残骸なんです。
ドロっとした粘度の高い鼻水によって、
鼻の内部から炎症が広がることがあるんですが、
これが、副鼻腔炎です。
副鼻腔炎が起きると、人によっては、
血管が突発的に拡張するせいで、
目の奥が痛くなることがあるんです。
インフルエンザB型に感染した場合には、
副鼻腔炎を起こさないように、鼻水を
どんどん体の外に出すようにしましょう。
副鼻腔炎の対処法
鼻水が良く出始めるようになってから、
目の奥が痛むようになった場合には、
鼻水を外に出しやすくするために鼻を温めるようにします。
鼻の粘膜の血行を改善することで、
鼻づまりを和らげることができます。
また、交感神経に刺激を与えると、
鼻の粘膜の腫れを抑えることができます。
そこで、ペットボトルやテニスボールなどをわきに挟んで、
わきの下にある交感神経を刺激することで、
鼻水を外に出しやすくなります。
インフルエンザ以外で目の奥が痛くなる原因
三叉神経
目の周りは「冷い熱い痛い」などの感覚を伝える
三叉神経という神経が通っています。
この神経が刺激を受けることで、
目の奥が痛むような感覚を受けることがあります。
群発頭痛
血管が突発的に拡張して、
目の奥の神経や視床下部を刺激することで、
群発頭痛起きることもあります。
片目の奥が痛むケースが多く、
目の奥をえぐられるような強い痛み
を感じます。
インフルエンザでもごくまれに発症することがあります。
インフルエンザで目が充血する原因は結膜炎
インフルエンザで目が充血するのは、
合併症で結膜炎を起こしているか、
アデノウイルスに感染しているケースの主に2つが考えられます。
結膜炎の場合、白目とまぶたの裏側にある粘膜が、
インフルエンザの影響で炎症を起こしています。
黄色っぽい目やにも出てくるはずで、
目がゴロゴロするような感覚もあります。
病院に行けば、抗菌点眼薬を処方してもらえます。
アデノウイルスは、通常でも感染力が高いうえに、
インフルエンザで抵抗力が弱っているため、
比較的感染しやすいウイルスです。
病院ではステロイド点眼薬や、
炎症を鎮める非ステロイド点眼薬が
処方されることが多いです。
インフルエンザは目からも感染する
ちなみに、インフルエンザは口や鼻から感染する
ケースが多いんですが、実は目からも感染します。
粘膜があってウイルスが付着する場所からは、
ウイルスはどこからでも体の中に入り込むんです。
くしゃみによって飛散したウイルスや、
ウイルスのついた手で目をこするといった経路で、
インフルエンザに感染してしまうわけです。
いずれにしても、家に帰ったらすぐにでも、
うがい・手洗いは徹底すべきです。
インフルエンザ顔というのがある
インフルエンザ顔貌(かおぼう)という
医学的名称があるんですが、お医者さんによっては、
患者さんの顔を見ただけで、
インフルエンザにかかっているかどうかわかるみたいです。
目が充血していて、ほっぺたも赤く腫れた感じになっていて、
唇が乾燥している状態がインフルエンザ顔です。