車検は必要最小限の点検作業(法定点検)のみであれば
実は30分程度で済みます。
もちろん、車検をするために必要となる設備と
車検で求められる点検作業をするために必要な
技術・知識を持っていることが前提ですが。
他にも車検関連の書類の手続きがあったり、
車検証の発行があったりするので、
車検の日数は何日くらいになるのかというと、
1日~2日が一般的な目安になります。
関連ページ:車検はいつから出せる?いつまで出せる?車検はいつから毎年なの?
目次
車検専門店なら1日で終わる(予約次第)
コバックやホリデー車検といった車検専門ショップだと、
1時間以内に車検をしてくれるスピードプランがあります。
参考サイト:ホッ、とリーズナブルな車検♪ 「ホリデー車検」
最短 60 分~。待ってる間に車検が終了。短時間で終わるから、代車を使わず、代車費用も不要。お買い物やお出かけのついでにお気軽に車検が受けられます。
車検切れの期日が迫っているうえに、
すぐに車が必要な場合には、スピード車検してくれるのは
ありがたいですよね。
ただそのかわり、注意しておきたい点もあります。
車検専門店の車検は法定点検のみ
車検とは要するに、点検した時点で
法律で定められている検査項目(56項目)が
基準を満たしているか?を確認するだけです。
法定点検の項目には、
- ブレーキ・ペダル(・遊び、踏み込んだときの床板とのすき間、ブレーキの効き具合)
- タイヤの状態(ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み)
- ハンドル・ステアリング(ボール・ジョイントのダスト・ブーツの亀裂及び損傷、緩み、がた及び損傷)
- 点火装置(点火プラグの状態、点火時期、ディストリビュータのキャップの状態)
- ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置(ブローバー・ガス還元装置など)
といった項目がありますが、法定点検では、
次の車検日まで安全に車が動くのか?
を確認するわけではありません。
車検が済んだからと言って、車の状態が絶対に安全だとは言えないので、
後日でも良いので24ヶ月点検並びに補修を受けたほうが良いです。
1日で終わる車検には事前予約が必要
車検専門店に車を持ち込めば、
すぐに車検をしてくれるわけじゃありません。
事前予約が前提となっています。
当日すぐにやってもらいたいとしても、
まずは予約を入れるところから、始めたほうが良いです。
ホリデー車検の予約可能日を確認してみるにはこちら。
↓↓↓
ホッ、とリーズナブルな車検♪ 「ホリデー車検」
ホンダやトヨタ、日産などのディーラー車検も予約次第
TOYOTA、HONDA、NISSANなど、
ディーラー車検は一般的に、日数が長引きやすい上に
費用も割高というイメージが強いです。
営業マンなどを抱えている分、
確かに料金が上がりやすいものの、
24ヶ月点検を(過剰なほど)念入りにやってくれるから
料金が高くなる傾向があります。
その辺にある自動車工場ならば、
まだ使い続けそうな部品であっても、万が一のことを考えて
早めに交換するのがディーラーです。
なのでディーラーに車検を出すにしても、
- 点検を最小限してもらいたいこと
- できるだけ早めに仕上げてもらいたいこと
をきちんと伝えれば、
要望にきちんと応じてくれます。
ディーラーだってその気になれば、
1日車検をやってくれるものです。
参考:Honda | Hondaの車検・点検
ホンダの車検・点検についてのページです。ディーラー車検の内容や費用、定期点検についてご案内しています。
指定工場の自動車修理工場の車検もねらい目
自動車修理工場の中には、指定工場と言って
車検業務もできるところもあります。
車検専門店やディーラーに1日車検(即日車検)を断られた場合、
望みの綱として指定工場に頼んでみるという手段も残されています。
指定工場ではディーラーに負けない熟練工がいたり、
様々な車種に対応できるベテラン工員がいたり、
価格の安い汎用部品がそろっていたりします。
ディーラー任せにするよりも安い上に
充実した点検・補修をしてもらいやすいですよ。
関連ページ:車検はどこがいい?車検を安く済ませるにはディーラー以外?
車種・年式によってはディーラー車検を選ぶのがベスト
車検の料金面だけで考えると、
ディーラーに任せるのが最も割高です。
車検費用を抑えたいのであれば、
ディーラーという選択肢は消えるものの、
ただ、ディラーに任せたほうが良いケースもあります。
たとえば、生産台数の少ない車種は、ディーラー以外では
交換部品が入手しづらくなります。
整備に関する知識と技術のある工員がいなくて、
「うちではできないよ。」と断られる可能性もあります。
他にも発売され場狩りの車種や、
生産中止となった車種も、
やはり部品不足が気になります。
1日でも早く仕上げてもらいたいのに、
部品交換ができなくて車検が伸びてしまう
というケースが起こりえます。
- 生産台数が少ない
- 発売開始直後
- 生産中止
といった車種の場合には、
ディーラーに任せるのが安心です。
車検の代車は有料オプション
ちなみに、車検を預けている最中に、
代車を貸してくれるかどうか?が気になるところですよね。
代車を貸してくれる=サービスが良い?
と考える人もいるようですが、
実際には料金が割り増しされるだけです。
他にも、自宅まで引取り納車してくれる
場合にも、やはり車検費用が割り増しになる
ことが多いので、注意しましょう。
&
いらないオプションをどんどん削って、車検費用を下げましょう。
ちなみに車検で代車を利用する場合、
代車についているETC車載器に自分のETCカードを指せば、
問題なく高速道路に乗ることができるのか?
そんな疑問についてこちらのページで詳しく解説しています。
関連ページ:車買い替えとetcカードセットアップ|車種変更でetcカードは?etcマイレージは
どうしても車検日数がかかるケース
できるだけ早めに車検に通したいけれど、
どうしても日数が必要になるケースと言うのがあります。
車の状態には申し分ないけれど、
法的手続きが絡んでくると、
日数がかかってしまいます。
最もありがちなのは、中古車を購入した時。
車検が残っていなくて車検切れしていた場合には、
名義変更や車庫証明の取得といった手続きも必要になります。
どちらも最長1週間くらいの日数
がかかる可能性があります。
それともう一つは、
車検依頼が混雑する時期
にあたってしまう場合です。
車を購入した日を今さら変えることなんてできないですが、
3月や4月は車検が殺到しやすい時期です。
学生にとっても社会人にとっても、
新生活がスタートしやすい時期なので、
それに合わせて車を買ったり買い替える人が多くなります。
3月・4月に車検日を迎える場合には、
できるだけ早めに車検予約を入れるようにしましょう。
まとめ:車検日数が1日で終わるのは予約が肝心
車検を早く済ませるにはとにかく、
早めの予約が肝心です。
ただ車検にかかる時間・期間を
短くすればするほど検査内容が減ることになります。
時間がある時にでも、
車検とは別に24ヶ月点検を受けるようにしましょう。