エアコン暖房は、部屋の水分をぐんぐん奪います。
ストーブとかだったら、
逆に燃料から水分が出るらしく、
確かにあんまり乾燥はしないんですよね。
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目次
カビ掃除ならフィルターと給水タンクを入念に
加湿器のカビの主な発生源は、
フィルターと給水タンク
特に給水タンクは、水を追加することはあっても、
水を捨てることはほとんどないと思います。
そのため、カビが繁殖するには、絶好の環境です。
1.給水タンクの掃除
ほどほどの湿度・温度になっていてなおかつ、
直射日光も当たらない。
給水タンクを放置してしまうと、
カビをわざわざ繁殖させるようなものです。
カビ稀になった給水タンクをきれいにするには、
クエン酸が使えます。
関連ページ:クエン酸の効果まとめ|掃除・美肌・美髪・ダイエット・疲労回復、血液浄化は怪しい?
2リットルくらいの水に、
クエン酸を大さじ1さじくらい。
これを給水タンクに入れて、
一晩くらい置いておきましょう。
クエン酸を水に溶かすと弱酸性となり、
雑菌を殺菌する作用を持つようになるので、
ほとんどのカビを掃除することができます。
給水タンクにぬめりがある場合は、
エタノールを使うと、きれいにふき取ることができます。
もし給水タンクのカビがクエン酸でも落としきれない
場合には塩素系漂白剤です。
同じように2リットルくらいの水に、
漂白剤を少な目に加えたものを、一晩くらい置けば、
しっかりカビをやっつけることができます。
関連ページ:セスキ炭酸ソーダの使い方 洗濯や掃除は?洗濯機のカビには?
2.加湿器のフィルター掃除
フィルターについているカビにも、
クエン酸が使えます。
漬け置き時間は2時間くらいでも十分。
クエン酸入りの水を、しっかりとすすいで、
水気を落とせばOKです。
加湿器のカビを予防するには?
給水タンクの水は、
できるだけ毎日交換するようにしましょう。
これだけでも、カビの発生をかなり防ぐことができます。
それともう一つは、吹き出し口の水分です。
吹き出し口に絶えず、水分が付着してしまうと、
そこからカビが繁殖する可能性があります。
吹き出し口ですから、そこからダイレクトに、
風に乗ってカビが部屋じゅうに拡散されます。汗
そしてやはり気を付けたいのは、
部屋の湿度を上げ過ぎないこと。
湿度が60%を超えると、
カビだけじゃなくて雑菌の繁殖もペースが速くなってしまいます。
部屋の中の湿度が高すぎないかどうかは、
肌感覚ではなかなかわかりにくいものの、
壁を触ってみると良いですよ。
壁が湿っているようなときには、
湿度が上がりすぎている証拠です。
それに壁にだってカビが生える
ことだってあります。
条件が整ってしまえば、
カビはどこにでも出てきてしまいます。
壁以外にも、部屋の隅角部や、
家具の裏や下の方なども、カビが生えやすい要注意ポイント。
家具を置くときには、壁から数センチ離すなど、
風通しを良くしましょう。
関連ページ:エアコン暖房の電気代を節約するコツ@つけたり消したりはなぜNG?
湿度を調節するには、
除湿剤を使うのが手っ取り早いやり方になります。
除湿剤はホームセンターなどのほか100均でも手軽に入手できますが、
除湿剤に良く使われているのが活性炭です。
備長炭など活性炭と呼ばれる炭を部屋にそのまま置いておくだけでも、
除湿効果が期待できますよ。
関連ページ:竹炭の使い方・復活法|活性炭のトイレ・靴消臭や竹炭除湿効果は?
活性炭が使われた除湿剤なら、
加湿器の必要になる冬の寒い時期のほか、
梅雨のような蒸し暑い時期の湿度対策ができます。
室内だけじゃなくて車の中の湿気が高い状態が続くと、
やはりカビの繁殖原因となります。
車に乗るとなぜかセキが出るとか、
くしゃみ鼻水が止まらない、目が充血するなどの
アレルギー症状が見られる場合には、
車の除湿対策も真剣に考えた方が良さそうです。
関連ページ:車カビ臭い原因|カビ臭いエアコンを消臭・カビ除去掃除するなら?
かびない加湿器の設置場所
加湿器にアロマの香りのする水を使ったり、
ミネラルウォーターを使う人もいますが、
実はそれも、カビが生える原因になりがち。
塩素消毒されている水道水を使うのが、
実はカビ予防には効果的です。
ただそもそも、
かびない加湿器ってあるの?
というと、絶対にかびないタイプなんて、あるわけがありません。
ただ、100%防カビとはいかないけれど、
カビの発生をかなり防いでくれるタイプがあります。
例えば、加湿器内部が
抗菌仕様になっているもの。
それに吹出し口が濡れにくい、
気化式加湿器
もカビの予防効果が期待できます。
ただやっぱり、
加湿器にカビがでないようにするには、
小まめの掃除です。
掃除しやすいタイプを選ぶのも、
カビ予防には良いですよ。
関連ページ:空気清浄機はエアコンの下?冬も加湿空気清浄機の置き場所はエアコンの下?
部屋の中央部&エアコンから遠ざける
設置場所を見直すだけでも、
カビを予防する効果が期待できます。
例えば、部屋の出入り口や窓付近に加湿器を設置すると、
湿度が逃げてしまいがちです。
加湿器周りの湿度が上がらなければ、
湿度をもっとあげようとガンガン、
湿気を出そうとしてしまい、カビが出やすくなります。
それにエアコンの風が、加湿器に直接あたってしまうと、
やはり加湿器周りの湿度が、低めになります。
湿気を過剰に供給することになるので、
エアコンの風があたらない位置へと、移動させましょう。
特定の部屋で過ごしていると、
なぜかくしゃみ・鼻水などのアレルギー症状が見られる場合には、
高い湿度によってカビが発生していたり、
ハウスダストがたまっている可能性も考えられます。
関連ページ:風呂上がりくしゃみ鼻水止まらない|花粉症以外の原因は?
加湿器の使用量を下げる工夫をしよう
空気が乾燥するからと言って、
夜も加湿器をつけっぱなしにするのは、
止めておいたが方良いです。
夜になると気温が下がりますから、
湿度の供給過剰になりがちだからです。
加湿器のカビをできるだけ防ごうと思ったら、
やはり使用量を極力抑える
のが、有効な手段の一つになります。
口の中が乾くようならば、マスクをしても良いですよね。
関連ページ:マスク の裏表|マスクのプリーツ上下は?ツルツルは裏表のどっち?
唇や肌が乾燥しがちなら、リップクリームや保湿クリーム
を使って対策することもできます。
湿度が高めになってしまうと、ダニだって繁殖しがちですから
ぜひ、加湿器への依存度を下げて、湿度を適度に保つようにしましょう。
ちなみに、理想的な湿度・温度と言えば、
- 湿度 50%前後
- 基本 20~25度
です☆
カビた加湿器の捨て方は粗大ごみで処分?
しばらく使い続けた加湿器にカビが生えてきたら、
カビ掃除をするよりも買い直したほうが良いかもしれません。
加湿器のような電化製品は年を追うごとに目覚ましく進化していて、
電気代を節約したうえで性能がうんと高くなっていたりします。
加湿器を処分する場合、サイズが最大辺50cm未満であれば、
燃えないゴミ(不燃ごみ)として無料で捨てられる自治体が多いですが、
最大辺50cmよりも大きな加湿器の場合には粗大ごみ」として
自治体に有料で回収してもらわなければいけません。
カビた畳や布団の捨て方
加湿器が原因かどうかに関わらず、
畳や布団にもカビが生えてしまうことがありますよね。
ジメジメしていて薄暗い環境ではカビはあっという間に増殖してしまいます。
もし布団がかびてしまった場合、
天日干しにしてカビ退治をすることもできますが、
カビを吸い込んでしまうとアレルギー症状を起こす原因になります。
カビた布団をすでに何年も使い続けていた場合には、
買い直しを検討しても良いかもしれません。
関連ページ:布団・毛布の捨て方|大田区や川崎市で布団は粗大ごみ?普通ゴミ?
布団・毛布は基本的に粗大ごみで捨てることになるので有料となりますが、
おおよそ400円前後が一般的です。
ただ、畳にカビが生えてしまったような場合、
畳の処分費用は意外と高くついてしまいます。汗